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T教授の「戦略的衝動買い」 第343回

電波干渉が少ない! 5GHz帯の無線中継器「忠継大王 11ac」を衝動買い!

2015年08月12日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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無線の切り替わりをアプリでチェック!

 さて、ここで忠継大王 11acを我が家に導入した後の状況を簡単に見てみよう。筆者がWi-Fi無線で利用しているスマートフォン(ASUS ZenFoneやiPhone 6 Plus)を持って自室にいるときは、自室にあるWi-Fiルーターの親機であるMZK-1200DHPの5GHzに接続されている。

 自室を出て、忠継大王 11acがWi-Fiエリアを拡大しているリビングの方向に移動し出すと、リビングに入ったどこかのタイミングで、接続先を自室のWi-Fiルーターから忠継大王 11acに切り替えているはずだ。

 筆者の場合、この自動的かつシームレスな切り替え操作は、iPhoneでは自動的に切り替わりにくい傾向が強く、同じスマートフォンでもZenfoneでは比較的スムースな切り替えを実現している。

 これらの状況を逐次チェックして対処することで、スマートフォンやモバイルPCのWi-Fi環境への最適化も簡単に実現できるだろう。

 チェックに最適なアプリは同社がフリーで配布している「見えルンです!」が便利だ。App StoreおよびPlayストアから無償でダウンロードできる(OS版Android版)。

「見えルンです!」はApp StoreおよびPlayストアから無償でダウンロードできる

「見えルンです!」はApp StoreおよびPlayストアから無償でダウンロードできる

基本的には、無認可でWi-Fiルーターにログインしているユーザーを管理者が見て、任意のユーザーを締め出すツールだ。admin権限でログインする

基本的には、無認可でWi-Fiルーターにログインしているユーザーを管理者が見て、任意のユーザーを締め出すツールだ。admin権限でログインする

 実際には忠継大王 11acではなく、親機であるMZK-1200DHPにログインし、現在のルーターにぶら下がっているすべてのクライアントを表示してくれる。本来は、接続許可していないにも関わらず接続しているクライアントデバイスをルーター側から締め出すためのセキュリティー的アプリだ。

 その目的達成のために「見えルンです!」アプリは、親機であるMZK-1200DHPの下に繋がっている忠継大王 11acも含め、現状の全クライアントの接続状況を表示して教えてくれる。

自室にある親機であるWi-Fiルーター「MZK-1200DHP」の下で管理されているクライアント機器が上から5台見える(ブラザーのスキャナーからカメラ一発!まで)

自室にある親機であるWi-Fiルーター「MZK-1200DHP」の下で管理されているクライアント機器が上から5台見える(ブラザーのスキャナーからカメラ一発!まで)

スクロールすると、忠継大王11ac(MZK-EX750NP)の下には、今はリビングルームにiPhoneとZenFoneの2台があることがよく分かる

スクロールすると、忠継大王11ac(MZK-EX750NP)の下には、今はリビングルームにiPhoneとZenFoneの2台があることがよく分かる

忠継大王 11acもオリジナルの忠継大王と同様、ACコンセント直付方式だが、コンセントを専有しないスルー設計で、リビングルームの大事なコンセントを減らさない

忠継大王 11acもオリジナルの忠継大王と同様、ACコンセント直付方式だが、コンセントを専有しないスルー設計で、リビングルームの大事なコンセントを減らさない

とはいえ、忠継大王 11acの上に、さらに忠継大王 11nを挿してもパフォーマンスは上がらないので注意!

とはいえ、忠継大王 11acの上に、さらに忠継大王 11nを挿してもパフォーマンスは上がらないので注意!

 結果を見れば、ブラザーのスキャナーやカメラ一発!、スマカメなど、自室にほぼ固定のデバイスは、すべて自室のWi-Fiルーター(親機)であるMZK-1200DHPに繋がり、一時的にリビングルームにいる筆者のZenFoneとiPhone 6 Plusの2台は、忠継大王 11acに接続していることが分かる。

 時に、筆者のiPhone 6 Plusは、筆者自身はリビングルームにいるが、遠くの親機のWi-Fiに繋がっている場合も多い。転送パフォーマンスを重視したいユーザーなら、「見えルンです!」でネットワーク系列をチェックしてみて、必要ならスマートフォン側の設定画面でWi-Fiの一時切断、再接続を試みれば、身近な強い電波を掴むこともできる。

最新機種と従来機種
どちらにせよ選ぶなら「忠継大王」

 発売出荷されて約1ヵ月の忠継大王 11ac(MZK-EX750NP)、そして、1年少し先行している2.4GHz帯の忠継大王 11n(MZK-EX300NP)。両者のウェブでの販売価格は、15%前後の差があるが、さて最新のハイパフォーマンスを実現した「忠継大王 11ac」(MZK-EX750NP)にするか、ここは中継器としての基本である“電波の届かいないところに届けば十分”という実利だけを狙って、実績の「忠継大王 11n」(MZK-EX300NP)にするか。

 いずれにせよ中継器はこのいずれかで決まりだろう。

■関連サイト

T教授

今回の衝動買い

アイテム:忠継大王 11ac(MZK-EX750NP)

価格:アマゾンにて5890円で購入


T教授

 日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
 T教授も関わるhttp://www.facebook.com/KOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。

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