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GALAX「GF PGTX980TI/6GD5 HOF」

白基板&ガチOC仕様のGALAX製GeForce GTX 980 Ti

2015年07月29日 11時00分更新

文● 清水 貴裕 編集●北村/ASCII.jp

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厳選コンポーネントで武装した
白基板の作りを徹底チェック!

 ここでは「GF PGTX980TI/6GD5 HOF」の基板デザインをチェックしていく。

おなじみの白いカラーが映える「GF PGTX980TI/6GD5 HOF」の基板

 「GF PGTX980TI/6GD5 HOF」の電源回路は、デジタルPWMコントローラー「IR3595」と最大で60Aの出力に対応するDrMOS「IR3555」から成る8+2フェーズ構成で、リファレンスデザインの6+2フェーズ構成から強化されている。

 基板のレイヤーは10層から成り、高品質な日本製コンデンサや高周波カスタム“G”インダクターの採用によりOC耐性と耐久性を高い次元で両立しているのが特徴だ。

 この回路構成が初めて採用されたのはGeForce GTX 980世代のHall Of Fameシリーズからなのだが、特筆すべきはその耐久性の高さだ。極冷時にはGPUコア電圧1.7V前後という超高電圧設定で使用するのだが、VRMが焼損したという話をいまだ聞いたことがない。

 さすがに、通常使用でそこまで無茶をするのはあり得ない話だが、プロの現場にも耐えうる耐久性の高さは、通常使用においても製品寿命の向上などのアドバンテージになるのではないかと筆者は考える。

 ホワイトの基板カラーにばかり目が行ってしまいがちだが、実装部品の品質も含めて基板の作りはとてもしっかりしている。

8+2フェーズ構成のVRM。デジタルPWMコントローラー「IR3595」とDrMOS「IR3555」を搭載。コンデンサは日本製で、インダクターは高周波カスタム“G”インダクターが採用されている

SK Hynix製のGDDR5チップを搭載。「H5GQ4H24MFR-R2C」と刻印されている

SP-CAPという高性能なチップ型タンタルコンデンサが採用されている

ESR(等価直列抵抗)の低いセラミックコンデンサを電源回路部に採用

Hall Of Fameのロゴはシステムの電源が入ると発光する。付属ユーティリティで発光パターンの調整が可能となっている

板上に設けられた電圧測定ポイントからは、メモリー電圧やGPUコア電圧だけでなく、PCI Expressスロットからの電圧や5Vの電圧も測定できる

(→次ページヘ続く 「3連ファン搭載クーラーの冷却力はいかに?」)

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