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タブレットがあった方が寝る前の2時間が楽しくなる!

自宅でどっちが便利? 2万円台の8型WindowsタブレットとiPhoneを比較!

2015年07月21日 09時00分更新

文● 八尋/ASCII.jp

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「8P1150T-AT-FEM」とiPhone 6 Plusの自宅での使い勝手を比較してみた

 ユニットコムが販売する2万円台の8型Windowsタブレット「8P1150T-AT-FEM」を使い始めてから気づいたことが一つある。8型タブレットといえば、電車の中など外でも片手で使えることが大きなポイントとなる製品だ。しかし、自宅でも便利に思うことが結構あった。

 そこで今回は、自宅での生活をより便利にするには、iPhoneとタブレットどっちが便利か比較してみた。

①ウェブブラウジング:引き分け

ウェブブラウジングや電子書籍を読む際は、ディスプレーは大きいほうがいい

 まずはウェブブラウジングから。ディスプレーは8P1150T-AT-FEMが8.3型とiPhoneより大きい。画面に表示できる情報はタブレットのほうが多いので、料理をする時にレシピを表示したり、短かめのニュース記事をスクロールせずに見ることができる。だが、ソフトキーボードは多少使いづらいので、検索を多用する場合などはiPhoneのフリック入力のほうが個人的には使いやすい。ということでどちらも用途で強みが変わるので引き分けとする。

レシピを表示して料理すれば、腕の上達につながるぞ! 材料や作り方などを一画面に表示できるのはうれしい

②電子書籍を読む:タブレットの勝ち

 8P1150T-AT-FEMを片手で持って一番はかどると感じるのが電子書籍。小説でも漫画でも大きいディスプレーで読みたいならタブレットのほうが優位だろう。そこで気になるので電子書籍のアプリ。少し前まではiOSやAndroidに最適化されたアプリのほうが使いやすいような感じもしたが、最近だとKindle for PCなどWindowsでも使いやすいアプリが登場しているので、そこは問題ない。電子書籍に関しては、タブレットの勝ちではないだろうか。

③自宅での仕事:タブレットの勝ち

 ライターの仕事は、ノートパソコンさえあればどこでも作業ができる。しかし、そのパソコンがなければ何もできなくなるのも事実だ。会社にパソコンを忘れてきたり、充電できてなくて自宅で電池切れになったりすることもある。その際にWindowsタブレットがあるのはかなり助かる。

Office搭載モデルも2万7864円からと3万円以下で購入できるのもポイントだ

 OSがWindowsだと、仕事で使用している文章作成用のソフトやExcelなどのOfficeも安心していつも通り使える。また、ワイヤレスマウスやBluetoothキーボードがあれば、さらに仕事がはかどるのでオススメだ。

④ゲームをプレーする:タブレット優勢も引き分け

 続いてゲームプレーについて。こればっかりは、プレイできるゲームが異なり、何ともいえない。しかし、iPhoneでは出来なかったブラウザーゲームができるようになり、家での暇つぶしの1つとして楽しみが増えたことは確かだ。

 また、iPhoneでプレイしていた麻雀アプリなどは、完全にタブレットでのプレイに切り替えた。麻雀アプリをする場合、ベッドに寝転がってプレーする時が多いのだが、iPhoneだとどうしても片手で持って遊ばなくてはいけなかった。8P1150T-AT-FEMだと、横向きにしてベッドに置いて持たずに遊べるし、サイズがiPhoneより大きいので牌が切りやすいのだ。

 以上の点を踏まえると、タブレット優勢だが、iOSでしか遊べないアプリもあるので、ここは引き分けとしておきたい。

⑤音楽再生:iPhoneの勝ち

話題の「Apple Music」をWindowsタブレットでも! と思ったが、動きがカクカクしてしまい、iPhoneで利用したほうが使いやすい

 最近話題の「Apple Music」「AWA」「LINE MUSIC」などの定額音楽配信サービス。現在無料で試せるサイトが現状Windowsに対応するアプリを提供しているものはiOSとAndroidと比べると少ない。Apple Musicは、iTunesからも聞くことができるが、8P1150T-AT-FEMだと動作が重いため、使い勝手はiPhoneのほうがいい。AWAやLINE MUSICはそもそもWindows向けのアプリを用意していないため聞けない。音楽視聴に関してはiPhoneの勝利だろう。

一応iTunesからApple Musicを使うことはできるので、WindowsタブでもBluetoothスピーカーと接続して音楽を楽しんだりできる

 しかし、「レコチョクBest」や「KKBOX」などWindowでも使えるサービスもあり、どちらも無料で試せる期間が用意されている。

⑥動画視聴:タブレットの勝ち

 動画視聴についてだが、これも電子書籍と同じでディスプレーサイズは大きいほうがいいだろう。1つ気になるのは8P1150T-AT-FEMの解像度が1280×800ドットでiPhoneより低いという点(iPhone 6 Plusの解像度は1920×1080ドット)だ。

 しかし、個人的な意見としてはスマホやタブレットで動画視聴する時にあまり解像度は気にならない。というのも、タブレットを使って動画を観る時は、わざわざノートパソコンを鞄から取り出して使ったり、デスクトップパソコンの前に座って動画を観るのではなくベッドに寝転がってだらだら見たい時だからだ。高解像度で精細な動画が見たい時はパソコンやテレビを使えばいい。

 また、個人的な意見だが、YouTubeやニコニコ動画などのiOS版アプリがあまり好みではないという部分も評価に入れたい。特にニコニコ動画はWindowsで視聴するほうが明らかに使い勝手はいいと感じる。ということで、動画視聴はタブレットの勝ちとする。

Mini HDMI端子でテレビに接続すれば大画面で動画が楽しめる

 そのほか、Mini HDMI端子を備えているので、テレビなどに接続して大画面でYouTubeを楽しむこともできる。自宅のテレビはインターネット接続する機能を持っていないため、有線で接続できるのはありがたい。

⑦ギターの練習をする:タブレットの勝ち

ギターを弾いている最中にスクロールする回数が減るのはうれしい

 ここからは非常に個人的な部分だが、ギターの練習をする時に今まではiPhoneにコードを表示していたが、表示できる範囲が少ないために弾いている最中にスクロールを何度もしなくてはいけなかった。また、離れすぎるとコードがよくわからないという点でも困っていた。

 それがタブレットだと、ディスプレーサイズのおかげで曲の1番をまるごと表示できるうえに、少し離れたところからでもちゃんとコードがわかるのは非常に助かった。

⑧寝転がって使う:タブレットの勝ち

 自宅でタブレットを使用するときのほとんどがベッドの上。タブレットもiPhoneもスタンドに装着して使ってみると、ベッドの上だとiPhoneはサイズが小さいのでぐらぐらゆれたり、倒れてしまったりする。タブレットだと、ある程度寝返りを打ってもバランスを崩して倒れることはなかった。

総評すると、室内でもタブレットがあったほうが色々と便利!

寝る前の1、2時間をダラダラ楽しみたいなら、タブレットがあったほうがはかどるぞ!

 今回は8P1150T-AT-FEMとiPhoneの室内利用の使い勝手を比較してきたが、タブレットが1台あれば何かと便利になることが結構あった。8型タブレットは持ち運んで様々な場所で使えるという部分が重要だと思っていた。もちろん外でも使えるサイズ感というのは大事だが、室内でも使い勝手は悪くなかった。

 8P1150T-AT-FEMは2万円台から購入可能なので、パソコンやiPhoneなどスマートフォンを購入するよりも手軽に手に入れることができる。特にベッドやソファでゆったりしている時にタブレットがあれば、ダラダラする時のクオリティーがあがる。寝る前などにデスクトップパソコンやノートパソコンを起動するのがおっくうな人は、寝る前の1~2時間を堕落しつつも有意義な時間を過ごしたい人にとって、8P1150T-AT-FEMはオススメだ。

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