7850Kと7870Kの性能差をチェックしてみた
「A10-7850K」からCPUとGPUのクロックが向上した形の「A10-7870K」。しかし、そのクロック差はCPUクロックが定格200MHz、最大100MHzで、GPUクロックが146MHzと、微妙な差になっている。そんな「A10-7870K」と「A10-7850K」の性能差を軽く試してみたので、購入時に参考にしてもらいたい。
テスト環境 | |
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CPU | AMD「A10-7870K」(3.9GHz、最大4.1GHz) AMD「A10-7850K」(3.7GHz、最大4GHz) |
マザーボード | GIGABYTE「GA-F2A88XN-WIFI」(A88X、Mini-ITX) |
メモリー | G.Skill「F3-2400C11D-16GXM」(PC3-19200 8GB×2、DDR3-2133で使用) |
SSD | SanDisk「SDSSDHII-240G-J25C」(240GB) |
GPU | AMD Radeon R7(APU内蔵) |
電源ユニット | Seasonic「SS-750KM」(750W/80PLUS GOLD) |
OS | Windows8.1 Pro Update(64ビット) |
CPU性能を計測する「CINEBENCH R15」やPC全体のパフォーマンスを計測する「PCMark 8」。そしてゲーミング性能を見る「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク」で性能を比べたが、両APUの性能差はわずかになっている。
GPU性能が影響する「PCMark 8」と「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク」では、スコアーに多少差が出ているが、体感で感じるほどの違いは正直言ってない。
「A10-7850K」からアップグレードするには、メリット小さいが、これから性能を重視したAPUマシンを組むなら「A10-7870K」はアリ。「A10-7850K」から2500円程度高くなるが、別途CPUクーラーを買わなくとも冷却面に不安のない銅製ヒートパイプ採用の新リテールクーラーで十分帳消しになるだろう。