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2015年夏ボで買う! 今お買い得なデジタル機器 第3回

レトロで小さいのが人気! 夏ボで買いたいミラーレス一眼4機種

2015年06月24日 12時00分更新

文● 周防克弥

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幅98.3×奥行き31.5×高さ59.7mm、バッテリーとメディア込みの重量は約265g。色はシルバーと黒を選択可能だ。標準パワーズームキットに含まれる「1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM」は本体の電源に連動して沈胴する。電源オフの状態ではレンズバリアが閉まるのはうれしい仕様だ

幅98.3×奥行き31.5×高さ59.7mm、バッテリーとメディア込みの重量は約265g。色はシルバーと黒を選択可能だ。標準パワーズームキットに含まれる「1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM」は本体の電源に連動して沈胴する。電源オフの状態ではレンズバリアが閉まるのはうれしい仕様だ

 Nikon 1の最新モデルが「J5」は、クラシカルイメージで雰囲気のある仕上がりになっている。量販店では標準パワーズームレンズキットで約6万円と手頃感がある。

両サイドは丸みがあるが、全体的に角ばったデザイン。レンズマウント左下には機能を割り当て可能なファンクションボタンが備わる

両サイドは丸みがあるが、全体的に角ばったデザイン。レンズマウント左下には機能を割り当て可能なファンクションボタンが備わる

背面モニターは3型(約104万画素)でチルト式。タッチセンサーも備わっている。右上にはコマンドダイヤルが備わり、背面にはロータリーマルチセレクターやダイヤル機能を持っている

背面モニターは3型(約104万画素)でチルト式。タッチセンサーも備わっている。右上にはコマンドダイヤルが備わり、背面にはロータリーマルチセレクターやダイヤル機能を持っている

背面モニターは上方向に180度開くので自分撮りに便利だ

背面モニターは上方向に180度開くので自分撮りに便利だ

記録メディアはmicroSDカードを使用する。グリップにはNFC受信部がを内蔵。無線LAN対応で、NFCにより簡単にスマホと接続できる

記録メディアはmicroSDカードを使用する。グリップにはNFC受信部がを内蔵。無線LAN対応で、NFCにより簡単にスマホと接続できる

 いままでのJシリーズはフラットなデザインでカジュアルなイメージが強かったが、よりエントリー向きな「S」シリーズとイメージが近いこともあり、流行りのクラシック路線に転身したと思われる。

 撮像素子は新開発の1型裏面照射型CMOSセンサーを採用。約2081万画素でローパスレスだ。

感度別撮影サンプル

ISO 160

ISO 160

ISO 200

ISO 200

ISO 400

ISO 400

ISO 800

ISO 800

ISO 1600

ISO 1600

ISO 3200

ISO 3200

ISO 6400

ISO 6400

ISO 6400(NR)

ISO 6400(NR)

ISO 12800

ISO 12800

ISO 12800(NR)

ISO 12800(NR)

 実際の撮影画像を見てみると、ノイズはISO 400あたりから発生しはじめているが気になるのはISO 3200を越えたあたりから。ISO 6400でもノイズはあるものの、ディテールへの影響は少なく、実用性はある。

 上の写真で(NR)とあるのは、ノイズリダクションモードで複数回のシャッターから合成してノイズを少なくしている。複数回シャッターを切るが動いている部分は合成されないので、多少の動きでは画質に影響しない。

 初採用の裏面照射型センサーだが高感度でもかなり良好で、とても1型の素子サイズとは思えない画質だ。

4K動画撮影など豊富な機能が魅力

 画像処理エンジンには新型の「EXPEED 5A」を採用しており、15fpsながらも4K動画の撮影を行なうことができる。

 また、自分撮りが可能な約180度チルトする背面液晶やマニュアル操作しやすいコマンドダイヤルの搭載など、見た目だけでなく実用性の高い機能を搭載している。

 Nikon 1シリーズのAFはミラーレス機の中ではかなり速いほうだが、J5ではさらにブラッシュアップされている。世の中のミラーレス機の多くがフルサイズやAPS-Cサイズ、4/3型と大きめな撮像素子を採用しているが、1型と小さな撮像素子を採用しているためAF速度は大きなアドバンテージになっている。

 その分、背景をぼかす撮影には不利だが近づけば大きくぼかすことは可能だし、むしろしっかりピントが合うという利点に注目しよう。J5ではシャッターの機械機構が省かれ、完全な電子シャッターになってるので静音性も高い。

 一般的な撮影機能のほかにもタイムラプス動画や静止画と4秒のスローモーションを記録するモーションスナップモード、60Pで記録できるフルHD動画など、機能は盛りだくさん。

 クラシカルな雰囲気だけではなく、実用性の高い機能をたくさん盛り込んでおり、気軽な撮影から本格的な撮影まで静止画動画共に幅広く対応できるデジカメだ。

(次ページに続く、「リコー PENTAX Q-S1」)

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