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仮想マシン単位でのデータストア障害調査が可能「Nimble Storage InfoSight」最新版

Nimble Storage、クラウド監視ツールでVMware環境の監視にも対応

2015年06月22日 06時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 Nimble Storage Japanは6月19日、クラウド型のストレージシステムモニタリング&データ分析サービス「Nimble Storage InfoSight」最新版を発表した。新たに、VMware環境から取り込んだデータを同一の管理コンソールからモニタリングできる機能などが追加された。

InfoSight新版では、VMware環境から稼働データを取り込んで分析/可視化できる「InfoSight VMSight」機能が追加された

 Nimble Storageは、独自のファイルシステム「CASL(Cache Accelerated Sequential Layout)」を採用することで、高速なフラッシュメモリ(SSD)と低コストなHDDを効率よく利用するハイブリッド型ストレージシステム(関連記事)。2008年に設立、2010年から製品出荷を開始した同社の顧客数は、現在ワールドワイドで5500社、APAC地域だけで400社以上に上るという。1年ほど前からビジネスを開始した日本市場でも、すでにヤフージャパンや富士ソフト、NRIセキュアテクノロジーなど50社の導入実績を獲得している。

Nimble Storage独自のファイルシステムCASLは、インライン圧縮とHDDへのシーケンシャルライトで書き込みを、またフラッシュキャッシュの採用で読み出しを、それぞれ高速化する。これにより、低コスト、ハイパフォーマンスのバランスがとれたストレージを実現

 Nimble Storageのもう1つの特徴が、クラウド型の監視/分析ツールのInfoSightである。これは、全世界のユーザーサイトに導入されたNimble Storageから、5分間隔でセキュアにストレージの稼働データを収集するクラウドサービスだ。実際の稼働状況や構成情報だけでなく、予測/統計アルゴリズムにより障害発生の「予兆」までを検知し、プロアクティブな対策による安定稼働と迅速な障害復旧をサポートしている。

クラウド型のストレージ監視/データ分析ツール「Nimble Storage InfoSight」の概要

 今回の新版リリースでは、新たにInfoSight VMSight機能が追加された。これは、顧客サイトの仮想化環境を管理している「VMware vCenter Server」からデータを取得し、Nimble Storageのデータと合わせてInfoSight上で分析/可視化できるもの。

 Nimble Storage Japan シニアセールスエンジニアの川端真氏は、Nimble Storageは仮想化環境のストレージとして導入されるケースが多く、ストレージ環境/仮想化環境の両方を単一コンソール上でひもづけ、仮想マシン単位でデータストアの利用状況を分析/可視化できるメリットを説明した。

 たとえばダッシュボード画面から、ストレージI/Oの多い仮想マシンやレイテンシの大きい仮想マシンをビジュアルに把握し、簡単にドリルダウンして該当のものを特定できる。「サービスプロバイダーなどで、いわゆる“ノイジーネイバー”問題を調査するのに有効」(川端氏)。

画面例。過去24時間でI/O数の多い仮想マシンを大きく表示。またレイテンシの高さはピンク色の濃さで表現。ここから原因の仮想マシンまでドリルダウンできる

 そのほか、ESXホストのCPU/メモリ使用率の一覧、I/O数やレイテンシの高い仮想マシントップ10の表示、過去7日間でI/Oの発生していない仮想マシンの表示といったことができる。

 なお、Nimble Storage Japan 営業本部長の西岡正氏は、日本市場におけるビジネスについて、「パートナーやリセラーの開拓により、この1年間でがっちりとした販売体制が出来たのではないか」と語った。「まずは“イノベーター”の50社に納入できた。今後もNimbleのファンを1社ずつ作っていき、次の2年で“アーリーアダプター”の200社を追加獲得することを目標にしたい」(西岡氏)。

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