メーカー初参入にして、国内唯一のWindows Phone

Windows Phone初心者のためのMADOSMA講座

文●ASCII.jp

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そもそもWindows Phone 8.1 Updateって、どんな感じ?

 こういった紹介記事では通常、ハードウェアやスペックの紹介から書き始めることが多いが、今回はWindows Phoneなんなのよ? という人が多いと思うので、まずはGUIから行ってみる。とりあえずどんな感じなのかを知りたい人のために動画を掲載しよう。

MADOSMAのGUIを知る

 動画を見てわかるように、MADOSMAのGUI。なかなかサクサクと動きます。OSはWindows Phone 8.1 Update。2014年8月のUpdate 1のバグ修正を施したUpdate 2(GDR2)というバージョンになり、日本語表示の不具合などをフィードバックして、マイクロソフトが改善したとのこと。国内メーカーが作っているということもあり、このあたりの検証にも気を配ってくれているのは心強い点だ。

GUIはこんな感じだ。タイル状のアイコンが並んだWindows 8のModern UIによく似たデザイン。

一応ゲームなどもある模様。

 そしてホーム画面はこんな感じ。Windows 8から導入されたModern UIと親和性が高い、カラフルなアイコンがタイル状に並んでいる。アイコンのサイズに関してもカスタマイズができるのでよく使うやつは大きく、小さくても十分機能を果たしてくれるやつはそれなりのサイズでという選択ができる。意外と使いやすい。

 このアイコンをタップすると動画のように端からアイコンがズリズリズリ……と掃き去られて、グリンとアプリが起動。アニメーションが入ってもサクサクと動く印象があるので、そんなに気にならない。

出荷時のOSは8.1 Updateだが、購入後にUpdate 2にバージョンアップできるという。

OSバージョンに関する記述を修正いたしました(2015年6月8日)

画面を上からスワイプすると、通知領域が表示される。

 設定関連を変えたい場合は、スマホでは当たり前になった上下スワイプを使う。通信関係、画面回転のオン・オフがワンタッチで可能。より詳しく変えたい場合は「すべての設定」をクリックする。

ソフトキーボード。フリック入力にももちろん対応している。

 今回はなるべく早く記事を公開したいと思ったため、あまり細かく触っていないのだが、文字入力に関しても戸惑うことはなさそう。もちろんフリック入力にも対応していて、濁点やちいさい「っ」「ゃ」なども1回の指の動きで入るタイプとなる。

ハードキーでホームボタン、戻るボタン、検索ボタンを用意している。Windows Phone 8.1ではリファレンス仕様が緩和され、Androidのようにこういったボタンを画面内の表示にしてもいいとなったが、ハードキーのほうが絶対に使いやすいということで採用している。白色LEDで光り、視認性も高い。

 あとで写真を見せるが、本体のインターフェースは電源とMicro-USB、音量ボタンぐらいしかなくてきわめてシンプル。ただこだわりポイントとして、Windowsボタン、戻るボタン、検索ボタンはハードキーにしたそうだ。

 実はWindows Phoneではより多くのベンダーが低価格の端末を作れるようハードウェアの要求仕様が緩和されつつあり、こういったハードボタンを画面内のアイコンで代用することも可能だ。ただマウスコンピューターでは、それはやっぱり使いにくいということであえてコストのかかるハードボタンの搭載に踏みきっているとのこと。ディスプレーも明るくなかなかきれいだ。

液晶の発色はなかなかいい。

 OSの使い勝手に関しては、もう少し使い込んでみないとわからない面が多いが、ファーストインプレッション的なところを示すと思った以上に快適に動くし、なかなか直感的で使いやすいと感じた。アプリは少ないが、Microsoft アカウントが標準ということもあり、OfficeやOneDriveといったアプリの連携性は高い。逆に言えば、仕事用のスマホとして、PCと連携させながら、写真を含めて、仕事に必要なデータを気軽に外から呼び出すという点ではいい端末なのではないだろうか。