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世界のヒューレット・パッカードが

日本のために開発した極薄1kgの堅牢ノート「HP EliteBook Folio 1020 G1」

2015年06月09日 11時00分更新

文● 山口優、編集●金子/ASCII.jp

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ちょっとひねったくらいではビクともしない堅牢性

 「HP EliteBook Folio 1020 G1」は薄型軽量とはいえ、アルミやマグネシウムリチウム合金、カーボン・ファイバーといった高強度で軽量な素材を採用し、パームレストと側面を一体形成とすることで、両モデルとも見た目からは想像できないほどの頑丈さを実現している。日本HPでは米軍調達基準(MIL-STD-810G)をクリアしたとアピールしているが、これは落下や振動、衝撃、粉じん、温度変化など12項目の耐久テストをくぐり抜けてきたことを意味している。

「MIL-STD-810G」の内容(HP EliteBook Folio 1020 G1 Special Edition」製品紹介ページより)

 実際、液晶パネル部分なども見た目の薄さからは想像できないほど頑丈で、ちょっとひねったくらいではビクともしない。バッグの中に無造作に入れて持ち歩いても安心できる剛健さだ。この辺りは、法人ユースを念頭に置いて開発されているのだろうが、一般ユーザーにも非常に魅力的なポイントだ。

Special Editionのヒンジは、シックな赤色が採用されている

 筐体は、シルバーとブラックを基調にしたシンプルかつ洗練されたデザインになっているのが印象的。とくに側面からみると、先端に行くほど金属部分が細くなっているため、実際のサイズ以上に薄く感じる。また、Special Editionの場合はヒンジ部分が上品なレッドになっており、オーソドックスな外観に個性的な表情を与えている。ちなみに、この赤いヒンジは本体を閉じた状態だと底面側からしか見えないため、ふだん持ち歩くときに悪目立ちする心配はない。ビジネスシーンで使うユーザーにはうれしい配慮だ。

超高解像度の液晶搭載

ノングレアパネルなので映り込みが少ない

 「HP EliteBook Folio 1020 G1」の液晶ディスプレーは、通常モデルがフルHD(1980×1080ドット)、Special EditionがQHD(2560×1440ドット)の解像度で、双方ともに映り込みの少ないノングレア(非光沢)パネルを採用している。

 今回試したSpecial Editionの場合は、ノングレアのうえ輝度が最大340nitと明るいため、日中の屋外や照明の明るいオフィス内でも画面が非常に見やすかった。色再現や階調再現もよく、高解像度の写真などを画面いっぱいに表示させると、まるでDPEショップの写真プリントのように高精細で美しく再現される。

液晶ディスプレーは12.5インチ、QHD(2560×1440ドット)の解像度

(次ページ、「フルサイズに近いキーボードと圧力センサー内蔵タッチパッド」に続く)

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