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ツブヤ大学×角川アスキー総研がセミナー

5月15日 ドローンナイト開催 ~その魅力と可能性を“生”で語る~

2015年05月07日 21時21分更新

文● 遠藤諭 編集●ASCII.jp

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 今年1月の「CES 2015」では16社が「ドローン」(UAV=無人機)を展示、それはIT業界の話題であり、いまや社会的なニュースでもある。これまで飛ばすだけで一苦労だった模型ヘリが、スマホの画面を見ながら離陸したら中空で静止しているのは衝撃的なことだった。折しも、乗用車の自動運転のロードマップが見え、3Dプリンタによってモノ作りのパラダイムが変わる時期に、同じように常識をひっくりかえす可能性をひめているのがドローンだ。

 さまざまな分野での有効活用が期待される一方、そのためのルール作りの必要性も指摘されている。2020年の東京オリンピックでは、ドローンが飛び交うことになるだろうという意見もある。それでは、このドローンの実力はいまどこまで来ていて、テクノロジーとしてどこまで見通されているのだろうか?

 2015年5月15日、NPOの「ツブヤ大学」と「角川アスキー総研」の共催で「ドローンナイト その魅力とテクノロジーと表現の世界を140%語りまくる~」と題したセミナーが開催される。第一人者である千葉大学教授で自律制御システム研究所代表取締役の野波健蔵氏には、国産の量産型ドローンと世界の状況、テクノロジーからみた今後のドローンについて語っていただく予定だ。さらに、メーヴェの実機を製作して自ら飛行する発明系アーチストの八谷和彦氏、カメラ機材の販売と空撮をてがけるジュエ株式会社の山崎友一朗氏をお招きして、その活動紹介とドローンの活用を語っていただく。

 はたして、ドローンを実際に作る立場、アートや表現の視点、さらには空への想いや空撮の世界から見たドローンとは一体どんなものなのか? ところで『Call of Duty: Advanced Warfare』など最近のオンラインゲームでこそ数百匹のドローンが描かれていたりするが、これまでドローンは、いまのようなありようではあまり描かれてこなかったのではないだろうか? 一気にスーパーカブなみにコモディティ化して、ソバ屋の出前ならぬアマゾンが配達に使いたいなんて話になっているからだ。その意味では、これも進化の途中に過ぎなくて、もっとSF的な世界が待っているのかもしれないが…。

 後半は、角川アスキー総研の遠藤諭を交えて、登壇者の方々が肌で感じているドローンが解き放った空への扉の可能性や魅力について、“生”イベントだから聞けるトークが展開される予定だ。自身で、ドローンをはじめたい方、実務的にドローンの活用を検討中の方、デジタルテクノロジーの未来について考えたい方の参加をお待ちしている。

【開催概要】

■日時 2015年5月15日(金)19時00分スタート(18時30分開場)20時30分ごろ終了予定

■参加費
2500円(前売り)
前売り券購入 Peatix
※当日のキャンセルは受付けられませんので、予めご了承ください。
3000円(当日)

■会場 内田洋行 ユビキタス協創広場 CANVAS
    (東京都中央区新川2-4-7)

■登壇者(敬称略)

野波健蔵
1979年東京都立大学大学院工学研究科機械工学専攻博士課程修了、1985年米航空宇宙局(NASA)研究員・シニア研究員、1994年千葉大学教授、2008年千葉大学理事・副学長(研究担当)、2010年 「Autonomous Flying Robots」をSpringer社から出版、2011年日本学術会議連携会員、2012年ミニサーベイヤーコンソーシアム会長、2013年国際知的無人システム学会会長、2013年大学発ベンチャー「(株)自律制御システム研究所」代表取締役、2014年千葉大学特別教授。2015年2月からミニサーベイヤーの量産を開始し、オートパイロットフライトコントローラ(APFC)も年末から量産化予定。

八谷和彦
メディア・アーティスト
1966年4月18日(発明の日)生まれの発明系アーティスト。九州芸術工科大学(現九州大学芸術工学部)画像設計学科卒業、コンサルティング会社勤務。その後(株)PetWORKsを設立。現在にいたる。
作品に《視聴覚交換マシン》や《ポストペット》などのコミュニケーションツールや、ジェットエンジン付きスケートボード《エアボード》やメーヴェの実機を作ってみるプロジェクト《オープンスカイ》などがあり、作品は機能をもった装置であることが多い。
2010年10月より東京芸術大学 先端芸術表現科 准教授。

山崎友ー朗 2012年にカメラ機材の販売店ジュエ株式会社を設立。
2014年から映像制作のための空撮サービスを開始 


遠藤諭
角川アスキー総合研究所 取締役主席研究員/元「月刊アスキー」編集長。趣味はカレー、神保町、香港・台湾、文房具作り。ドローンは、2010年のPARROT AR.Droneで初体験、昨年からドローンを飛ばすことにめざめASCII.JPでもGSRカップの空撮映像を提供。ブログ「東京カレー日記ii」。『週刊アスキー』で「神は雲の中にあられる」巻末連載中。

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