GTAVを美麗な表示でヌルヌル遊ぼう!!
サクサクと組み立てられたハイスペック小型ゲーミングPC。さっそく、「グランド・セフト・オートV」(GTAV)をインストールして、ロスサントスの街に繰り出すことに。
PC版のGTAVは細かく描画設定が可能で、Direct Xのバージョンからテクスチャー品質や人口密度、歩行者の種類まで多岐に渡っている。すべてを最高設定にするとさすがに「GeForce GTX 980」でも厳しめになるが、GPU負荷が高いわりにゲームプレイ中に意外と気にならない設定項目もある。
それが「高度なグラフィックス」の項目で、「飛行中の高精細ストリーミング」や「距離の拡大縮小幅増加」など、5つの設定。
例えば「距離の拡大縮小幅増加」は、最低と最高で遠方オブジェクトの描画に違いが出るが、バイクや車でかっ飛ばしているときに、その差に気が付くことはまずないだろう。
そんな描画設定は結構あり、ジェットスキーに乗ってヒャッハーと波を飛び越えたりするときは、水の描画品質を「超高」にするなど、プレイスタイルにあわせて調節するのがいいかもしれない。
「高度なグラフィックス」の5つの項目をすべてオフや最低時にした状態と、すべて最高にしている状態が下の画像だ。
「距離の拡大縮小幅増加」の最低時と最高時は、左中央にある風力発電機や右上の山にある木の数。さらに電信柱の横棒などに違いが出ている。そのほか、左下のパラボラアンテナの影や左右奥の山の表現に、「高解像度シャドウ」や「ロングシャドウ」、「拡張陰影距離」の影響が出ているようだ。
「グラフィックス」の各項目を最も高く設定し、「高度なグラフィックス」の5つの項目をオンや最高にしている状態と、オフや最低にした際のフレームレートがこちら。なお計測はゲームに備わっているベンチマークで行なっている。
最小と最大のフレームレートに開きがあるが、「高度なグラフィックス」を諦めれば、平均フレームレートはおおむね60fpsになっている。
実際、FXAA「オン」、MSAA「X4」、NVIDIA TXAA「オン」、テクスチャー「超高」、シャドウ「超高」、ソフトシャドウ「NVIDIA PCSS」、テセレーション「超高」といった最高の描画設定で、ハイウェイをバイクでかっ飛んだが、ヌルヌル動いた。
前方のトラックなどがあっとう間に目の前に迫ってくる感じなど、もう最高のひと言。この高描画&60fpsによるヌルヌル感はPC版ならではかも!
ちなみに、数時間GTAVを満喫したが、当然ハイスペック小型ゲーミングPCは安定動作。ゲーミング中のCPU温度は最大77度で、クロックは4.2GHz前後で動作。GPUは最大温度が78度で、ブーストクロックは1278~1290MHzになっていた。
CPUクーラーは純正品以外も考えていたが、CPU付属の純正クーラーでも十分と言えそうだ。もちろん、室温が上昇する夏に備えて、冷却性能の高いCPUクーラーにするのもアリ。
2500円前後の手ごろな価格で、全高64mmのサイズ「Shuriken Rev.B」なら、取り付け方法が純正クーラーと同じ、プッシュピンタイプなので、後々の交換も容易なのでオススメだ。
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