蒼天のイシュガルドも試す!!
タイミングよく、「ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド ベンチマーク キャラクター編」が公開されたので、こちらもチェック。
設定は当然、DirectX 11モードの「最高品質」を選択。解像度は1920×1080ドットに加えて、DSR(Dynamic Super Resolution)表示による2560×1440ドットと4K解像度の3840×2160ドットを計測しているので、高解像度液晶でのプレイを考えているひとは参考にしてもらいたい。
1920×1080ドットの平均フレームレートは、当然ながら超余裕のある98.3fpsに。2560×1440ドットもギリギリだが60fpsを記録だ。さすがに4K解像度は、30.3fpsになっているので、激しい戦闘シーンではカクツキが気になることも出そうだ。
夕張(Yubari)で海戦にチャレンジ
「ワールド オブ ウォーシップ」を試すと、こちらも最高画質の設定でヌルヌルと動作。クローズドベータテスト中なので、フレームレートの掲載は控えるが、リアルに描かれた艦艇で思う存分に海戦を堪能できた。正式サービス開始がとても楽しみなタイトルだ。
電源ユニットが予想外にうるさかった……
文句なしのパフォーマンスを発揮したハイスペック小型ゲーミングPCだが、動作音は想定外に大きかった。ELSA「GeForce GTX 980 4GB S.A.C(GD980-4GERXS)」が備えるデュアルファンや左右のサイドパネルに1基ずつ搭載されている1500rpm(スペック騒音値18dBA)の120mmファンもあるが、最も動作音が大きかったのは、電源ユニットのディラック「DIR-TCSXG-650」に備わっているファン……。
ビデオカードや電源ユニットのファンスリットのあるレフトサイドパネル側の騒音値を計測してみると、アイドル状態でも46.4dBA(サイドパネルから20cmの位置で計測)と、耳につくレベルになっていた。
生活音のある日中や動画や音楽を再生しながら使う分には、あまり気にならないかも知れないが、静かな夜に電源を入れると風切り音が気になってくるだろう。
ビデオカードクーラーが搭載するファンの回転数が上昇する高負荷状態の動作音は、やむを得ないところだが、アイドル時だけでももう少し静かになるよう、ASUSマザーボードの管理ツールの「AI Suite 3」にあるファンコントロールツールの「Fan Xpert 3」で、サイドパネル搭載ファンを「サイレント」モードに調節。
これにより左右のサイドパネルに備わっている120mmファンは、アイドル時に停止する状態になったが、いかんせん回転数を手動調節できない電源ユニットのファンがネックになっており、アイドル時の騒音値は45.4dBAとサイレントモードに設定する前から1dBAのダウンにとどまっている。
低負荷時にもしっかり電源ユニットを冷却できるように、「DIR-TCSXG-650」を選んだわけだが、アイドル時でも最大46.4dBAなのは残念だ。耳に近くなる机の上に設置する場合などは、準ファンレス仕様のSilverStone「SST-SX600-G」のほうを選ぶのが良いだろう。
注目タイトルを思う存分遊び尽くせる
GTAVからワールド オブ ウォーシップまで、注目・話題のゲームを美麗でヌルヌルな描画で遊ぶことが可能なパフォーマンスを持った小型ゲーミングPC構成を紹介してきたが、いかがだろう。
コンパクトボディにハイエンドビデオカードを搭載し、机周りにデンと構えるミドルタワーで構成するのと、ほぼ同じ予算を実現。
さらに約330mmのカード長に対応するため、小型ゲーミング自作の定番になりつつある170mmサイズのビデオカードで組むときと違い最新GPUへのパワーアップも容易と魅力的なポイントがいっぱい。
小型のゲーミングPCを考えていたひとは、是非とも一考してもらいたい。