これであなたも撮影上手! デジカメ基礎知識
今回登場したカメラは、ニコンイメージングの「D7200」。APS-Cサイズのイメージセンサーを搭載した、ミドルクラスのデジタル一眼レフです。
2416万画素のCMOSセンサーを採用。上位機「D750」で搭載された画像処理エンジン「EXPEED4」を搭載し、連続撮影可能コマ数が大幅に増大。約6コマ/秒のスピードを維持したまま、JPEGで100コマまでの高速連続撮影が可能となっています。フォーカスポイントは51点で、D750と同等性能ですが、暗所でのAF性能がより向上しています。
今回のキーワード
・焦点距離
レンズには必ず、それぞれの焦点距離があります。焦点距離が短いほど広い範囲を写すことができ、長いほど狭い範囲で、遠くの物体を大きく写した写真を撮ることが可能です。
人間の視界は焦点距離50mmに近いと言われており、この前後の焦点距離を持つレンズは標準レンズと呼ばれます。それより短い約30mm以下のレンズは広角、やや長めの70~80mm前後は中望遠、100mm以上の長さでは望遠レンズと呼ばれるのが一般的です。ズームレンズの場合は、16-70mmのように撮影可能な焦点距離の両端の数字で表されます。
ただし、焦点距離はカメラのセンサーサイズに影響を受けるため、必ずしもそのレンズが持つ焦点距離で撮影できるわけではありません。フィルム時代と同じフルサイズ(35mm判)センサーであればレンズの焦点距離そのままで撮影ができますが、より小さいAPS-Cセンサーでは焦点距離が約1.5倍、さらに小さいマイクロフォーサーズのセンサーでは約2倍となります。
たとえば20mmの広角レンズを買ったつもりでも、マイクロフォーサーズのセンサーを搭載したカメラでは実際の焦点距離が40mmになってしまい、ほぼ標準レンズの画角でしか撮影できないのです。一方、望遠レンズとセンサーサイズの小さいカメラの組み合わせでは焦点距離がさらに長くなるため、それだけ遠くのものをアップで写せるというメリットもあります。
レンズを購入する際は、自分のカメラで写せる実際の焦点距離をあらかじめ調べておくといいでしょう。
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