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「Unite 2015 Tokyo」レポート

国産PCが、日本初公開のOculus最新型「Crescent Bay」を支えている

文●鈴木誠史/ASCII.jp

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G-Tuneは最新開発エンジン「Unity 5」デモにも

Unityのブース。G-Tuneのノートを使いUnity 5のデモを実施

 イベントを主催するUnityのブースでは、G-Tuneのノート製品「NEXTGEAR-NOTE i5702SA1」を3台使用し、最新の開発エンジン「Unity 5」のデモを実施。さらにG-TuneがUnityのマスコットキャラ「ユニティちゃん」とコラボした「NEXTGEAR-NOTE i5402BA1-Unity」も使用されていた。

ユニティちゃんコラボノート「NEXTGEAR-NOTE i5402BA1-Unity」。残念ながら現在は販売終了となっている

 Unity 5を動作させていたNEXTGEAR-NOTE i5702SA1は、デスクトップ用CPUのCore i7-4790K搭載を特徴とする15.6型ノートで、マウスコンピューターブースでも“VRにオススメ”な製品として展示されている。展示だけでなく、実際に各社のデモに製品が使われていることからもまさに「VRにオススメ」であることが伝わってくる。

Crescent Bayに使用されていた「NEXTGEAR i640PA5-SP2」と同じ、デスクトップ用CPUのCore i7-4790Kを搭載するノートなのだ

 さらに、法人向けブランド「MousePro」から、Unity開発に最適な構成のワークステーションを展示。同ブランドを担当する有藤 俊氏は「構成を提案させていただく際に、いつも体感スピードを重視しています。高価なものではありますが『一晩かかるレンダリング作業が一瞬で終わる』を本当に実現できる製品です」と語っていた。また、個人向け製品に比べ、MouseProでは非常に細かい部分までカスタマイズ可能なため、顧客とは用途ごとに必要なスペックから費用に関することまであらゆる相談を受け続けることも多いと教えてくれた。

マウスコンピューター 有藤 俊氏

 UnityやOculus VRブースに限らず、会場のあらゆる場所でマウスコンピューター製品が活躍していた。面白かったのはニフティのブースで使用されていた「NEXTGEAR」シリーズ。これは今回提供を受けた機材ではなく、普段から開発・デモに使用しているのだという。また、テレビ朝日クリエイトのブースでは、両腕に装着したマウスコンピューターのスティック型パソコン「m-Stick」を使い、手元のモーションデバイスを動作させている。

ニフティブースでは、箒デバイスを使用するVRゲーム「Little Witch Pie Delicery」のデモを実施。机の下にはG-Tuneの「NEXTGEAR」が

テレビ朝日クリエイトブースで実施されていたのは、KinectとLeap Motionを使用して体験者の動き(ダンス)を指先まで細かく記録できるソフトのデモ。手先の動きを感知するためのLeap Motionは、なんと腕に装着した「m-Stick」に接続することで動作させている

 Unite 2015 Tokyoで、また、あらゆるUnity開発ソフトやVRコンテンツでマウスコンピューター製品が活躍していることをより多くの人に知ってもらえれば……と思っていた。が、このことは筆者が訴えるまでもなく、すでに開発者の間では承知の事実だったようだ。

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