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画面解像度、画素密度は新MacBook越え!

「XPS 13」3Kタッチモデル、従来モデルと比較で画面の美しさに驚く!

2015年04月08日 08時00分更新

文● 松野/ASCII.jp

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「XPS 13」2モデルを比較! 違いがお分かりいただけるだろうか

 5.2mmの超狭額ベゼルを採用し、一般的な11型ノート並みの筐体(およそ幅304×奥行き200×高さ9-15mm)に13.3型液晶ディスプレーを搭載したデルのモバイルノート「New XPS 13 Graphic Pro」。1月の販売開始以来、大きな人気を博している製品だが、3月10日にはQHD+(3200×1800ドット)解像度のIGZOタッチパネルを搭載した新モデルが登場し、さらなる話題を呼んでいる。

 今回、タッチパネルモデルと2015年1月6日発表の従来モデルが同時に編集部にやってきたので、早速デザインやスペックの違いを比較してみよう。

デザイン面ではディスプレー以外に大きな変更なし

ディスプレー部分以外は違いナシ。タッチパネルを搭載しても厚みが増していないのは素晴らしい

薄さも変わらず

 2台を並べてみると、ディスプレー部分には大きな変更が加えられているのが分かるものの、それ以外のデザインや寸法に違いは見られず、5.2mmのベゼル部や天板の厚さも同一。タッチパネルの搭載/非搭載で厚みが変わるモデルも多いことを考えると、このあたりの妥協のなさには非常に好感が持てる。

実測結果はスペック値よりも軽い1.25kgだったが、それでも従来モデルよりは重い

 ただし重量だけは削りようがなかったようで、タッチパネルモデルは従来モデルより90g重い1.27kgに。実測では1.25kgという結果になったが、それでも2モデルを持ってみると重さの違いが分かるので、ここが購入時のモデル選択を分けるポイントになるかもしれない。

こちらはフルHD タッチ非対応モデル。ノングレア液晶で落ち着いた印象

こちらがタッチ対応モデル。ディスプレー下のフレームがなくなり、全面タッチパネルに。解像度がアップしている上、グレアのIGZO液晶を採用したことで色に深みが出て、発色も鮮やかだ

 先述の通り、タッチパネルモデルのディスプレー部分はデザインが変更され、従来モデルでは下部分に残っていたフレームがなくなり、ほぼ全面がパネルとなった。光沢があり発色も鮮やかなグレア液晶とIGZOパネルの採用により、3Kにアップした解像度の実力を十二分に発揮できるだろう。画面の保護ガラスは強度に定評のあるコーニングの「Gollira Glass NBT」で、タッチ対応ノート用のカバーガラスとなる。高級感ある液晶でも傷を気にせずにタッチ操作が可能となっている。

 13.3型液晶搭載モデルとしては高い解像度を採用しているため、画素密度276ppiを実現できているのも大きなポイントだ。これは高精細をうたう新MacBookのRetinaディスプレー(226ppi)よりも高い数値で、XPS 13 QHD+タッチパネルモデルの液晶の性能の高さを端的に示している。

充実のスペック、ただしバッテリー駆動時間は低下

 スペックは以下の通り。

New XPS 13 Graphic Pro QHD+タッチパネル搭載モデルの主なスペック
CPUCore i7-5500U(2.4GHz)
OSWindows 8.1
メモリー8GB(DDR3L-RS 1.600MHz)
ディスプレイ13.3インチ QHD+(3200×1800ドット) 276ppi、ゴリラガラス、タッチ対応
グラフィックスIntel HD Graphics 5500
ストレージ256GB SSD
光学ドライブなし
インターフェースUSB 3.0×2、Mini DisplayPort、SDカードリーダー
ソフトウェアAdobe Photoshop Elements、Adobe Premiere Elements 13
カラーシルバー
保証1年間スタンダードサービスプラン
本体寸法幅304×奥行き200×高さ9-15mm
重量1.27kg
販売価格18万3578円(税込、送料込)

 タッチ非対応モデルはCore i5搭載機も用意するが、タッチパネル搭載モデルは上記の構成のみ。Core i7-5500U(2.4GHz)、8GBメモリー、256GB SSDなど基本的な性能は非対応モデルを踏襲し、Adobe Photoshop Elements、Adobe Premiere Elements 13なども変わらず付属する。画像・動画編集向けの「Graphic Pro」シリーズだけあって、負荷の高い作業も問題なくこなせる充実の仕様だ。ディスプレーをアップグレードしたことで画像・動画編集にはさらに有利になり、従来モデルを超える好環境で編集作業に没頭できることだろう。

背面もシンプルかつスマートなデザイン

 ただ、一つだけ注意したいのはバッテリー駆動時間。タッチパネル搭載の影響で、従来モデルでは最大15時間(JEITA 2.0準拠)だった駆動時間が4時間減り、最大11時間となっている。あくまで最大駆動時間なので、外へ持ち出して高負荷の編集作業を長時間続ければ、途中で電池切れを起こすこともあるかもしれない。それでも十分に長い駆動時間ではあるものの、購入を検討している人は一応気に留めておくといいかもしれない。

全モデルとも、パッケージの中にはさらに化粧箱が。こういう物欲を満たしてくれる心づかいも嬉しい

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