高速な連写機能や多彩なエフェクトで大人気のカシオ「ハイスピードエクシリム」の最上位モデル「EX-ZR1600」が3月20日に発売された。
180度チルトする液晶モニターやボディー前面に配置されたシャッターボタン、手を振るだけでシャッターが切れるモーションシャッターなど“自分撮り”がしやすくなっているのが大きな進化点。現在、自分にモニターを向けて撮影できる自撮りコンセプトのカメラが人気を博しているが、シャッターボタンまでもが前面にある本機は、自撮りをより便利に、簡単にできるカメラだ。
スマートフォンとの連携も強化され、「Bluetooth Smart」(Bluetooth Low Energy規格に対応する機器のブランド名)に対応。専用アプリをインストールしたスマートフォンとカメラが常時接続することで、カメラで撮った画像が自動的にスマートフォンに送信される。カメラの電源がオフの状態からカメラを起動させたり、カメラに記録されている画像をスマートフォンから閲覧やコピー、リモートでの撮影も可能だ。
ズーム倍率を変えても最短撮影距離がすぐわかる!
撮像素子は1/2.3型の裏面照射型CMOSセンサーを採用。有効画素数は約1610万画素で、感度設定はISO 80からISO 3200まで設定が可能となっている。
レンズは光学18倍ズームで35mm判換算で約25mmから450mm相当。超解像ズームでさらに2倍の36倍相当、デジタルズーム併用でさらに2倍の72倍相当の超望遠撮影も行なえる。5軸対応の手ブレ補正機能も備えているので望遠撮影時も安心感がある。
最短撮影距離は広角側ではレンズ前約4cm、望遠側では約1.5mになる。ズーム中に最短撮影距離は変化するが、背面液晶にズーム値と最短撮影距離が表示されるので近くてピントが合わないかもと思った時にはチェックしてみるといいだろう。
素晴らしいのは、背面液晶の右側にズーム操作に連動して現在のズーム値、左側に最短撮影距離が表示されること。
ズーム倍率の高いレンズを採用するコンデジは少しでもズーム操作をすると最短撮影距離が伸びてしまい、どこまで寄れるかわからなくなってしまうことが多い。この点、本機はとても便利だ。
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