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パーツ換装でMac Pro(Mid 2012)を徹底パワーアップ!

2015年03月07日 12時00分更新

文● 藤田 忠

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最新ビデオカードをいろいろ試してみた

 断念せざるを得なかったBluetooth 4.0化で、正直カスタマイズ意欲はかなりダウンしてしまったのだが、そんなときに目に付いたのがNVIDIA「GeForce GTX 960」搭載ビデオカードだ。

 現状のMac Pro改くんに搭載している「GeForce GTX 680」でも、まったく不満はないのだが、消費電力、発熱を大幅に下げながら、パフォーマンスがアップしている「GeForce GTX 900」シリーズは自作ユーザーだけでなく、Mac Proユーザーも大注目で、海外ブログやYouTubeではGTX 980や970への換装成功報告でいっぱいだ。

 もちろん、PC自作向けビデオカードはEFIに対応していないので、起動時のアップルロゴや起動メニューなどは表示できなくなるが、OS起動後ならそのまま使うことができる。ただ、マルチモニターや4K解像度など、すべての環境で正常に動作するとは断言できない点は覚えておこう。

 というわけで、GTX 960のほかにも、いろいろビデオカードを集めて、Mac Pro(Mid 2012)で動作するか、性能のともに試してみることにした。

 改造第1弾の「『Mac Pro』を自作マニアが徹底カスタマイズ! まるで別物に?!」で解説しているが、Mac Pro(Mid 2012)などは、ビデオカード用の6ピン補助電源コネクターを2基備えている。

メインボードから専用ケーブルを使うことで、6ピン×2基を供給可能になっている

 そのため、秋葉原のMac専門店「秋葉館」などで販売されている専用6ピン補助電源ケーブルの「Power Cord for Apple Video Card」(実売価格2037円)を1本(または2本)用意すれば、6ピン×2仕様のビデオカードを使用できる。

専用6ピン補助電源ケーブルの「Power Cord for Apple Video Card」を用意すれば、6ピン仕様のビデオカードを使用できる

 6ピンコネクター1基あたり最大75Wの出力になるのは変わらないが、8ピンとして認識させる6ピン→8ピン変換を使えば、6ピン+8ピン仕様のビデオカードも搭載できる。

 ただし、ビデオカードが電力不足にならなければの話なので、6ピン×2(75W×2)とPCI Express×16スロット(75W)をあわせた225Wに収まる消費電力のビデオカードを選びたいところだ。

 また、Mac Pro(Mid 2012)だけでなく、Early 2008&Mac OS X 10.9 Mavericks以降なら同様にビデオカードが使える可能性が高いのもポイント。

GPUリスト
GPU GeForce
GTX 960
GeForce
GTX 680
GeForce
GTX 760
Radeon
R9 285
Radeon
R9 270X
Radeon
HD 5770
ストリーミング
プロセッサー数
1024基 1536基 1152基 1792基 1280基 800基
メモリー
搭載容量
GDDR5
2GB
GDDR5
2GB
GDDR5
2GB
GDDR5
2GB
GDDR5
2GB
GDDR5
1GB
メモリー
バス幅
128bit 256bit 256bit 256bit 256bit 128bit
TDPまたは
公称消費電力
120W 195W 170W 190W 180W 108W
外部補助電源 6ピンまたは
8ピン×1
6ピン×2 6ピン×2 6ピン×2 6ピン×2 6ピン×1
最安価格帯 2万8000円前後 2万円前後
(中古品)
2万4000円前後 3万4000円前後 2万4000円前後 -

 チェックしたビデオカードは、ミドルハイクラスのGPUをメインに用意。8ピン×1仕様の製品もあるが、TDPや公称消費電力は200W以内に収まっている。また、Mac Pro(Mid 2012)が標準で搭載していた「Radeon HD 5770」と、改造第1弾で換装した「GeForce GTX 680」でも計測している。

 テストはNVIDIAのGPUドライバーが更新されているYosemite“10.10.2”上で実行。ベンチマークには、MAXON「CINEBENCH R15」、Unigine「Valley Benchmark 1.0」、Geeks3D「GpuTest 0.7.0」を使用して性能を計測。さらにアイドル状態と、テストを実行した際の最大消費電力をワットチェッカーでチェックしている。

定番のCPUベンチマークMAXON「CINEBENCH R15」のOpenGLベンチマーク
山や渓谷、森林が描かれた広大な空間を描画する「Valley Benchmark」。解像度1920×1080ドット(フルスクリーン)、描画設定“High”で実行した
Geeks3D「GpuTest 0.7.0」は「TessMark X64(OpenGL 4.0)」を1920×1080ドット(ウィンドウ表示)と2560×1440ドット(フルスクリーン)で実行した

 各種ビデオカードは、AMD製GPUはリファレンスモデル(「Radeon HD 5770」以外)で、NVIDIA製GPUは「GeForce GTX 960」が、ASUS「STRIX-GTX960-DC2OC-2GD5」、「GeForce GTX 680」がInno3D「N68V-1SDN-E5DS」、「GeForce GTX 760」はリファレンスモデルを使っている。

(→次ページヘ続く 「GeForce GTX 960が動作しない!?」)

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