ちょっと曲がったスマホから折りたたみスマホ
クルマと連動するWebOS搭載時計も出たLG
LGがMWCで公開したスマホは4機種。どれも基本的にはミドルレンジだが、「LG Magna」「LG Spirit」「LG Leon」「LG Joy」の順番でスペックが高い。どれもLTEに対応しており、MagnaとSpiritは「G Flex」のように湾曲しているのが特徴。G Flexのカーブが700Rなのに対し、MagnaとSpiritは3000Rとかなり緩いカーブで、よく見るとディスプレー面もカーブしている。
今回はハイエンド端末は見送り、幅広い層にリーチできるミドルレンジスマホに注力したようだ。
また、すでに発表済みだったが、ウェアラブルデバイス「G Watch R」の後継モデル「LG Watch Urbane」と「LG Watch Urbane LTE」も展示され、アウディ RS5とNFCなどで連携することで多くの注目を集めていた。なお、前者はAndroid Wear、後者はWebOSと、異なるOSを搭載している。
それでは個々の端末をフォトレポートしよう。
時計単体でLTE通信が可能!
「LG Watch Urbane LTE」
「LG Watch Urbane LTE」で搭載されるOSは、前述のようにWebOS。Palmを起源に持ち、HP→LGと転々としてきたプラットフォームが、このUrbane LTEに採用された。時計単体で通話・通信でき、Androidのように様々なアプリがプレインストールされている。日本語表示も可能だが、日本で発売されるかどうかは未定。
NFCにも対応しており、アウディとのコラボーレーションで、専用のアプリを開発。例えばドアにUrbane LTEをかざすだけでロック解除ができたり、もしくはこの時計をかざさないとエンジン始動ができなかったり、心拍数計で居眠りを監視したりなど、安全のための要素が満載だ。
ちょっとだけ曲がった「LG Magna」
今回発表された4機種の中で、長兄にあたるのがこのMagnaだ。ディスプレーは5型HD解像度で294ppi、CPUは1.2GHz動作のクアッドコア、メモリー1GB、内蔵ストレージは8GB、バッテリー容量は2540mAhというスペック。カメラはリアが800万画素、フロントが500万画素とセルフィーにもうれしい高画素数で、ジェスチャーでシャッターを切れる「Gesture Shot」も採用している。OSはAndroid 5.0(ロリポップ)、バックパネルは取り外し可能。
(次ページでは、「LGの魂を感じられる!? 「LG Spirit」など」)

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