筆者は、最近、スマートウォッチの「文字盤着せ替え」にハマっている。もうかれこれここ2年ほど各社のスマートウォッチを数台以上は使ってみたが、いろんなことができるというスペックの割には、それほどでもないスマートウオッチの実力には正直落胆しかなかった。
“国内販売は12月に入ってから”(au)というニュースを聞いて、早速、香港から個人輸入したLGの「G Watch R」は、同社の2台目にあたる“ラウンドフェイス”(丸型)の伝統的な腕時計らしいフォルムのスマートウォッチだ。
活用の幅が広がるLGの「G Watch R」
一般的に、1日1回の充電はスマートウォッチの常識となりつつあるが、専用クレイドル(ドッキングステーション)の上にスマートウォッチを置くだけなので、ほとんど面倒はない。
サイズ的にもカシオの大型の「G-SHOCK」腕時計よりも一回り小さく、ベゼルを含めても、筆者の愛用しているスイスの「モディーン腕時計」より一回り大きいくらいのサイズだ。
また、画面の見え方も初代機に比べるとかなりの改善が見られ、真っ昼間の山手線の車内くらいの明るさ程度なら、初代機よりかなり鮮明な視認性を実現している。そのため、文字盤の細かな造作なども問題なく見え、ごく普通の腕時計と見間違うデザインも存在する。
ご存知のように、スマートウォッチはその本領を発揮するためにはスマートフォンとBluetooth連携して活用することが大前提だ。そのためには、スマートフォン側に「Android Wear」と呼ばれる連携アプリをダウンロード、導入することが必要となる。
Android Wearは、スマホ上で動作する「Google Now」(Androidに対応したコンシェルジュ型のインテリジェントパーソナルアシスタント機能)のお知らせ機能と連携して、スマホの画面に表示される各種の情報をスマートウォッチ上の画面でも見ることが可能となる。
ポケットやカバンの中からスマホを取り出すことがないので、より素早く便利な情報の認知が実現する、というのがスマートウォッチの存在理由だ。
実際に、メール着信を知ることができ、その本文内容を読むこともできる。SNSのメッセージを見たり、返信もできる。Android Wearに対応したアプリの追加でネットをブラウズすることも可能だ。
今のところ、あくまで“できる”であって、それを便利と感じるか、使いものにはならない、と感じるかは個人差が大きいと考えられる。
基本的にAndroid Wearに対応したアプリをスマホ側に導入し、スマートウォッチと連携さえすれば、スマホを使うことなく、さまざまなことがスマートウォッチ上で実現できるようになる。
筆者は、スマートウォッチをスマホカメラのリモコンシャッターに使ったり、クラウド上のGoogleカレンダーと連携してスマートウォッチで予定を見たり、スマホがデスク周囲で行方不明になったりした時に、音で居場所を知らせてくれる機能などを使っている。
スマホと連携できるスマートウォッチの基本機能や詳細に関しては、本連載で掲載した「LG G Watch」の記事を参照されたい。
今回は、LGの2代目スマートウォッチであるG Watch Rの文字盤着せ替えによる楽しみ方を中心に展開していきたいと考えている。
(次ページに続く、「時間や気分でデザインをチェンジ!」)

この連載の記事
- 第726回 タイムマネジャー+モバイルバッテリーの「Capsule Gravity」を衝動買い
- 第725回 12年目の3月11日に「6 in 1マルチツール付きLEDワークライト」を衝動買い
- 第724回 ポモドーロタイマー機能に惹かれ第2世代「Ticktime Cube」を衝動買い
- 第723回 キャッシュレス決済時代、最後の「ミニ財布」を衝動買い
- 第722回 小さい財布に夢破れ今度は「薄い財布」を衝動買い
- 第721回 キャッシュレス決済時代に「小さい財布」を懲りずに衝動買い
- 第720回 値ごろ感が出始めた「ポメラ DM250」を衝動買い
- 第719回 パソコン通信創成期を思い出して「音波通信体温計」を衝動買い
- 第718回 ネットともスマホとも連携しない“癒し系ロボット”「Eilik」を衝動買い
- 第717回 世界一クールだと思ったモバイルバッテリー「Storm2」を衝動買い
- 第716回 SwitchBot屋外カメラの駆動時間延長を期待し「SwitchBot屋外用ソーラーパネル」を活用
- この連載の一覧へ