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中国の国営企業、店舗・ネット連携の越境ECサービス開始

2015年02月23日 05時11分更新

記事提供:通販通信

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参考資料 上海で高級輸入品スーパーマーケットチェーン「GL-Plaza」を展開する全洲超市(上海)有限公司(GL-Plaza)は20日、中国の国有企業「SIPG社」と共同で、上海自由貿易区の商業施設とECサイトを連動させた日本企業の向けの越境ECサービス「跨境通(コアチントン)」を5月1日から開始すると発表した。同サービスを利用すれば、日本企業は低価格で簡単に中国展開できるという。

 同サービスは、GL-Plazaの日本法人が窓口となり、ECサイトと商業施設の店舗で日本製品を輸入販売するシステム。商業施設は、保税区の上海国際旅客フェリーターミナル内に建設中で、この中に敷地面積1100平方メートルの「跨境通」コーナーを設け、同サービス利用企業の日本製品を販売する。同施設は保全区のため、関税が免除される。施設内には倉庫があり、ECサイト「跨境通」からの注文は、この倉庫から中国全土に発送する。日本からの輸送はGL-Plazaが無料代行し、横浜からの定期便に船積みして輸送する。

 同サービスは、10坪のスペースで約10万円程度の家賃・管理が必要。また、販売額の2割程度の手数料がかかる。ECサイトへの商品掲載は、中国語による商品説明文が必要で、翻訳はGL-Plazaが代行することも可能。

 米・Amaonアマゾンドットコム社も「跨境通」を活用したネット通販参加を表明しているほか、日本の大手通販企業とも、同サービスを利用する契約を結んでいるという。同サイトは、3月末から4月末の間にプレオープンし、5月1日から正式にサービスが開始される。

 ■(株)GL-Plazaジャパン

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