昨年末のこと、可動式モニターを駆使して撮影してる姿を撮影させてほしい、ついでに記事も書いて、という依頼が老舗のカメラ誌からあったのだ。
要するにデジタルの時代になって撮影スタイルも多種多様に変わっていくのだ、という内容なのだが、そういうことであれば一緒に猫を撮りに行きましょうとなるのは必然であり、そのとき可動式モニターのミラーレス機ならしゃがむだけで自由なアングルで猫写真を撮れます的内容にすべく、撮影した写真から何枚か披露するのである。
場所はいつもの川原。冬の川原猫。
この日は冬らしい強い日差しと冷たい風という天候だったけど、おかげで猫が日なたを求めて続々と顔を出してくれ、大変助かったのであった。
最初に顔を出してくれたのが口の周りが黒くて口ひげっぽいところがなんとも愛らしいハチワレ。
手にしてたパナソニックの「DMC-GH4」はバリアングルモニターで縦位置でのローアングルを撮りやすいので、それを使って猫目線で縦写真。
この猫、土手に上がったと思ったらぐるっと回りながらこっちに近づいてきて、お、これは仲良くしてくれるかなと思いきや、私の前の前を横切っていったのであった。
ありがちなのだけど、近づきはするんだけど、足元までは来ないというなんとももどかしい展開。
私はといえば、てっきり撫でられる位置まで歩いてきてくれるもんだと思い、猫を出迎えるべく座ってしまっていたので、その場から動けず、横切る猫をぐいと腰を回して追いながら撮ったのがこれ。
まあ、予想通りの動きをしてくれないのが猫の楽しさなのでそれはそれでよし。
(次ページに続く、「ボートの上でくつろいでいる猫を望遠で!)」
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