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マルチベンダー対応と実績の高いUCネットワークが大きな売り

グローバルでサイロ化したUCを相互接続できるインターコール

2015年02月12日 09時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

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拠点が複数の地域にまたがるグローバル企業では、円滑なコミュニケーションを可能にするユニファイドコミュニケーション(UC)が導入されていることが多い。各地域ごとに異なるUCシステムをグローバルで利用可能にするのがインターコールのサービスだ。

異なるベンダーのUCで相互接続できる有効な選択肢

 インターコールは、グローバルでUCを提供するUCaaS(Unified Communications as a Service)プロバイダーだ。1991年に設立された当時はグローバルでの電話会議をメインに提供していたが、現在ではWebやビデオの会議に対応したUCaaSをグローバルで展開している。

 インターコールの最大の強みは、マルチベンダーでの利用が可能な点だ。専⽤のUCクライアント(Unified Meeting 5、MobileMeet)も持っているが、多くのユーザーはシスコやポリコム、マイクロソフト、グーグル、Blue JeansなどのWeb会議/ビデオ会議システムなどでインターコールを使っている。

マルチベンダーでUCを相互接続できるインターコールのソリューション

 インターコール・ジャパン代表取締役(日本/韓国)のジャレット・シュミット氏は、「ユーザーはエンドツーエンドで単一のソリューションを望んでいる。ハードウェアやネットワークについて気をかけたくないし、同じシステム同士でしか通話できないのは不都合と感じている。だが、インターコールは両者を同じインフラで利用できるし、異なるベンダーの製品でも相互に利用できる」。UCソリューションのコンポーネントや異なるベンダー同士の障壁を意識しなくても済むようになる。

インターコール・ジャパン代表取締役(日本/韓国) ジャレット・シュミット氏

 最近では、マルチデバイス対応を強化している。「最近では、多くのユーザーが電話だけではなく、PC、スマートフォン、タブレットなどを時間と場所に応じて使いわけしている。だから地理的な条件に関係なく、さまざまなデバイスを利用できることも重要だ」

 もう1つのインターコールの強みは、やはりグローバルで展開する広範なネットワーク。シュミット氏は「世界でも最大とも言えるUCネットワークを持っている。非常に堅牢で、冗長性も高い。アクセスポイントを経由してインターコールのネットワークに入ってもらえば、世界で同じようにサービスを利用できる」とアピールする。UCにフォーカスし、グローバルで展開しているというのが、インフラをメインとするローカルキャリアとの大きな差別化ポイントだ。

242カ国・地域でグローバル規模でネットワークを展開。47のキャリアに対応するという

法人向けの要件を満たすUCaaSを提供

 日本ではエンタープライズ企業への直接販売やSIerを介した間接販売などを中心にビジネスを展開しており、グローバルで展開する大手製造業や商社の事例を持っている。「多国籍で活動している企業では、ビジネスプロセスを標準化するために、エンドユーザーは直接コミュニケーションをとらなければならない。インターコールでは、米国に本社があり、営業拠点がヨーロッパやアジアにある場合でも、地域や組織の要件にあわせたカスタマイズを行なっている」とのことで、ローカライズも積極的に行なっているという。

 こうしたUCaaSは通信事業者やクラウド事業者が提供しているが、法人向けの要件を満たしている製品・サービスはまだまだ少ないという。インターコール・ジャパン UC戦略 アジアパシフィック クリストファー・フランキー氏は、「グーグルとの比較がいい例だ。Hangoutはコンシューマ向けサービスなので、カスタマイズや言語のサポート、請求書支払いなど法人向けの要件をいくつか満たしていない」と語る。

インターコール・ジャパン UC戦略 アジアパシフィック クリストファー・フランキー氏

 シュミット氏は、「われわれのゴールは、お客様のビジネスの結果に貢献することだ。シスコ、マイクロソフト、グーグルなどをコンポーネントをつなぎ合わせ、エンドツーエンドでサポートできる唯一のプロバイダーだ」とアピールする。

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