スマートフォン/小型タブレット向けバージョン
「Windows 10 for phones and tablets」
Belfiore氏によれば、Windowsのバリエーションとして「8型」のディスプレーサイズを境に「(PC向けの)Windows 10」と「Windows 10 for phones and tablets」の2種類が区分けされることになるという。
Windows 10 for phones and tabletsは、いわゆる従来まで提供されてきた「Windows Phone」の延長線上にあるもので、6型以上のより大画面の(小型)タブレットまでをカバー可能になる。
Windows Phone 8.1の時点でAPIの多くがWindows 8.1と互換性を持っていたが、Windows 10の時代にはこれがほぼ共通化され、「Modern UI」と呼ばれる新しい作法に則ったアプリの数々がPCとタブレット、スマートフォンでそのまま共通動作する。こうしたアプリの総称を「ユニバーサルアプリ」と呼んでいるようだ。
ユニバーサルアプリ版「Office」
大きなポイントとしては、このユニバーサルアプリ版の「Office」がWindowsに提供される。これはタッチ操作に最適化されたOfficeアプリであり、現在iPadなどのプラットフォームに提供されているOfficeアプリのそれに近い。スマートフォンでもタブレットでも共通のアプリとして動作し、Office文書の閲覧や編集が行なえる。このユニバーサルアプリ版OfficeはWindows 10の製品版とともに提供開始されるとみられるが、同時に従来の「デスクトップ版Office」の提供も行われ、ニーズに応じて使い分ける形となるだろう。