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「Master’sONE インタークラウドネットワーク」でAzureの接続を開始

NTTPC、複数のクラウド間とユーザーをつなぐ接続サービス

2015年01月23日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 NTTPCコミュニケーションズは、企業におけるマルチクラウドのニーズに対応し、企業ネットワークと複数のクラウドを閉域網でつなぐ「Master'sONE インタークラウドネットワーク」を開発。2015年1月30日よりMicrosoft Azureへの接続サービス(以下、ダイレクト接続 for Azure)を受付し、3月2日より提供開始する。

 NTTPCでは従来より、ユーザーのデータセンターやNTTPCが提供するクラウド群(以下、NTTPCクラウド)、およびアマゾン ウェブ サービス(以下AWS)やSalesforce 1 Platform(以下salesforce)などのパブリッククラウドへの接続サービスを提供してきた。しかし、オンプレミスとクラウドの組み合わせや、複数のクラウドを使い分けるなど、企業におけるクラウド活用の多様化・複雑化が進んでいる。Master's ONE インタークラウドネットワークは、こうした昨今のニーズに応え、複数のクラウドを組み合わせて利用できる、柔軟性かつ拡張性を備えたサービスを提供。これにより企業ネットワークやデータセンター・複数のクラウドとの、シームレスな接続を実現したという。

「Master's ONE インタークラウドネットワーク」の概念図

 Microsoft Azureとの閉域網接続は、エクイニクス・ジャパンが提供する「Equinix Cloud Exchange」を活用。Microsoft Azureの閉域網接続サービス「ExpressRoute」に接続することで実現した。インターネットを経由せず、閉域上に複数のクラウドを組み合わせて利用することが可能で、複数のクラウド利用に便利なインテグレーション機能も合わせて提供される。クラウド間でのデータ連携や、複数クラウドのログ管理等も行なえ、利便性が向上すると共にクラウドセキュリティを強化。さらに閉域ネットワークと各種インテグレ―ション機能により、ユーザーが安心・安全に複数のクラウドを利用できる企業向けのソリューションを提供するという。

 なお、ユーザー拠点やデータセンターからクラウドに接続するためのアクセス回線として、ギャランティ接続、ベストエフォート接続、モバイル接続、M2M接続等を利用可能(別途、Master’sONE IP-VPNの契約が必要になる)。200Mbpsから帯域を確保したギャランティ接続にて提供され、価格は個別見積もりとなる。

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