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USBレンズヒーターとUSBカイロでデジタル暖房

寒~い屋外撮影でもUSB暖房ガジェットがあればヘッチャラ

2015年01月22日 15時00分更新

文● 伊藤 真広

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 真冬の寒い屋外の撮影は我慢との連続。山用の重装備でも風のある日ともなれば、体感気温はマイナスになることも少なくない。そこで注目したのがUSB暖房器具だ。屋外の寒さから撮影者と機材を守ってくれるガジェットで寒さが緩和されるか試してみよう。

USBレンズヒーターで
レンズのくもりを解消!

 昨年あたりからタイムラプスや定点撮影などを行なう人が増えてきた。日中や夕暮れ時の撮影は寒さ対策をしなくても問題ないが、夜間や早朝といった冷え込みが厳しい時間帯の撮影になるとそうはいかない。

 冷え込みによるカメラのバッテリーの消耗に加えて、レンズが冷やされたことで、外気温とレンズの気温差によって生じる結露によるレンズの曇りなど、撮影を邪魔する難敵の数々。なかでも結露によるくもりは、1年中を通していつの季節でも発生するにっくき邪魔者だ。

寒空での長時間撮影は体にも機材にも悪影響を及ぼしかねない

 そんなくもりを解消するには、これまでは車のシガーソケットから給電する海外製の高価なヒーターを使うか、使い捨てカイロをレンズに巻きつけるといった方法を取るしかなかった。過去には乾電池を使用するタイプもあったが、容量が少なく冬場の冷え込みが激しい時だと一晩持たせることは難しかった。

 ところが、モバイルバッテリーの普及にともない、USB給電タイプのレンズヒーターが脚光を浴びることになった。モバイルバッテリーにはスマートフォンを複数回充電できる大容量のモデルが用意されている。これらの大容量バッテリーを使うことで、一度セットすれば一晩以上レンズを夜露から守れるからだ。

 今回使用したのは、多くの天文ユーザーが利用している「星空・風景フォトギャラリー」管理人のよこた氏が販売する「USBモバイル電源用ヒーター タイプ6M」(実売価格3800円)だ。

「USBモバイル電源用ヒーター タイプ6M」の価格は3800円。レンズへの固定もマジックテープなので、ワンタッチで接続可能

 外周が315mmまでのレンズに使用できるため、天体写真で定番となっている単焦点の明るいレンズでも使用可能で、連続使用時間もパナソニックのモバイルバッテリー「QE-PL302」(8700mAh)で11時間以上。

 筆者はダンボーバッテリー(10400mAh)で12月中旬に23時から日の出の時間まで使ってみたが、バッテリーは1/3以上が残っていた。

 取り付けもレンズにマジックテープで固定してヒーター本体から伸びるUSBの口をモバイルバッテリーに取り付けるだけでOKと簡単。

 レンズ用ヒーターは大手メーカーからも発売されているが、電源として乾電池を使用し実売価格は8500円前後。それに対しこの「USBモバイル電源用ヒーター タイプ6M」はUSB接続かつ、価格も半額以下とお買い得。

 価格は1本3800円(USBバッテリーは付属せず)。この他にも大口径から小型レンズ用の各種レンズヒーターが用意されているので、夜間のタイムラプス撮影に挑戦しようという人にオススメできる。

モバイルバッテリーを接続する前は17.3度だったレンズの外周の温度が、モバイルバッテリーを接続すると5度以上上がり22.3度へ。これならば吹きさらしの屋外でもレンズの前玉の結露を防げる

(→次ページヘ続く 「レンズの次は身体を温めよう!」)

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