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省スペースで大画面、テレビも見られる

「HORIZON 2」は楽しい、パソコンの新しい地平感じる

2015年01月06日 14時00分更新

文● 石井英男、写真●篠原孝志(パシャ)

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単体GPU搭載のHORIZON 2ならMMORPGも快適

 参考のために、いくつかベンチマークテストを行ってみた。利用したベンチマークプログラムは、「PCMark 7」「PCMark 8」「3DMark」「FINAL FANTASY XIV 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト」の5つである。

試用した製品の基本スペック
製品名 HORIZON 2 HORIZON 2e
CPU Core i5-4210U(1.7GHz) Core i3-4030U(1.9GHz)
GPU NVIDIA GeForce 840M Intel HD Graphics 4400
メモリ 8GB 4GB

 結果は下の表に示したとおりで、PCMark 7やPCMark 8のスコアは、下位のHORIZON 2eのほうがやや高いが、これはCPUの基本動作周波数がHORIZON 2eのほうが高いためであろう。HORIZON 2に搭載されているCore i5-4210Uは、自動オーバークロック技術のHyper-Threadingテクノロジーにより、動作周波数が最大2.7GHzまで向上するのだが、ベンチマークソフトによっては、基本動作周波数が高いCore i3-4030Uのほうがスコアが高くなることがある。

 しかし、3D描画性能を計測する3DMarkの中でも、特にGPUへの負荷が高いFire StrikeやCloudは、単体GPUのGeForce 840M(レノボの表記ではGeForce 840A)を搭載するHORIZON 2は、統合型GPU採用のHORIZON 2eの約1.2~3.1倍以上のスコアを出している。

 また、実際のゲームでのパフォーマンスを計測するFINAL FANTASY XIVやドラゴンクエストXのベンチマークでも、HORIZON 2はHORIZON 2eの2~3倍以上のスコアを記録している。HORIZON 2なら、1280×720ドット最高品質でも、FINAL FANTASY XIVやドラゴンクエストXを快適にプレイできるパフォーマンスを持っているといえる。

一人暮らしの人にも家族で住んでいる人にもお勧め

 HORIZON 2/2eは、水平にしても利用できるマルチモードPCであり、バッテリーを内蔵しているため、作業の途中で部屋を移動しなくてはいけなくなった場合でも、シャットダウンすることなく、そのままACアダプターを外して持ち運べるという、一般的な液晶一体型PCには真似のできないメリットを持つ。

 一体型PCは奥行きも大きいため、設置場所が限られてしまうが、HORIZON 2/2eなら設置場所の自由度が高い。水平にしてみんなで周りを取り囲んで使う際に便利な独自UIのAuraも、未来感とセンスにあふれている。HORIZON 2には、地上デジタルチューナーが付属しているため、テレビ代わりとしても使えるので、一人暮らしの人や学生などは、テレビ兼PCとしてHORIZON 2を購入するのもお勧めだ。

 テレビ兼PCとしてHORIZON 2を使う場合、HDMI入力端子を備えているため、ゲーム機やビデオカメラなどを接続できることも魅力だ。もちろん、マルチユーザーというコンセプトで設計された製品であり、家族みんなで楽しく使えるPCが欲しいという人にはまさに最適な製品だ。

 プリインストールされているゲームアプリは、付属のストライカーやジョイスティックで操作できるので、アーケードゲーム感覚で遊べる。さらに、AuraのApp Storeから追加で対応アプリケーションのダウンロードができる点も高く評価できる。

 液晶一体型PCの買い替え用途としてはもちろん、新たに家庭で使うPCが欲しいという人にもお勧めだ。

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