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スマートロックを展開する「246」プロジェクトにせまる

電通のスタートアップが作ったのはスマホで開く南京錠

2014年12月26日 14時34分更新

文● 西牧裕太/ASCII.jp編集部

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電通ブルーは電通のスタートアップ企業

―― 電通ブルーという会社は246プロジェクトを始めるために作ったんですか?

吉羽 Noです。

電通ブルーではさまざまなプロジェクトが進行していると語る吉羽さん

―― ではどんな会社なのでしょうか?

吉羽 電通という大企業の良いところと、スタートアップ企業の良いところをマージできないか、ということを思案して作ったのが電通ブルーです。デジタルなものが入ってきてから、広告のルールが変わりました。コミュニケーションの方法も多様化した。そのときに広告主にどう説明するかというと、やっぱり自分たちでデジタルなものを触らないといけないんですよ。

―― なるほど。

吉羽 また、もともと僕は電通内で駆け込み寺みたいな立ち位置があったんですね。新しいメディア、ツール、技術が出ると「吉羽さん、それはどうやって使えばいいの?」と聞かれることがありまして。それとは別にいくつかの新規事業を立ち上げたりしていたのですが、さまざまな要素があってなかなかうまくいかなかったんですよ。そこで作ったのが電通ブルーなんです。自分たちで考えてモノを作り、回していく。スタートアップ電通ですよね。だから今は246以外のプロジェクトも動いています。

―― たとえばどんなプロジェクトですか?

吉羽 beaconを使ったものをやっていますね。あとはデジタルを絡めた新しいスポーツを作ろうとしています。

―― どんなスポーツですか?

吉羽 体力よりも平衡感覚とかで競うものを考えています。

―― ルールから作るんですか?

吉羽 そうですね。それからアパレル関係のことをやろうとしていたり。やっている事業ごとの関連性はないですね。ただ、根底に持っているものは「モノマネではなくて、新しいことにチャレンジしよう」というのはあります。ちょっとデザインを変えました、というものではなく、世の中のサイクルを変えるようなモノづくりをしたい。246 Padlockも世の中の鍵というサイクルを変えられるかもしれないと思っています。

(次ページでは、「246の今後は?」)

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