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各部門の医療情報システムを共通基盤に集約、統合し、設備投資や運用管理負荷を削減

物理サーバー40台→5台に、大崎市民病院が共通仮想化基盤

2014年12月24日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 宮城県北地域の基幹病院である大崎市民病院では、今年7月の本院の新築/移転に合わせ、EMC「VSPEX」ベースで構築した共通仮想化基盤を稼働させた。設備投資コストと運用管理負荷の大幅な削減と、システム停止時間の短縮、可用性向上などを実現している。

大崎市民病院のWebサイト

 同事例は、システム構築を担当したネットワンシステムズが12月22日に公開したもの。

 大崎市民病院では従来、電子カルテシステム、医療用画像管理システム、放射線部門システム、検体検査部門システム、薬剤部門システムといった医療情報システムを、それぞれ個別に導入したサーバー/ストレージ/ネットワークで運用しており、設備投資コストと運用管理負荷が大きな課題となっていた。

 病院の新築/移転を機にこの課題を解決するため、同院では医療情報システム共通の仮想化基盤構築を決定した。これに対し、ネットワンシステムがEMC VSPEXベースの仮想化基盤パッケージを提案、採用された。VSPEXは「VMware vSphere」仮想化プラットフォーム、「Cisco UCS」ブレードサーバー、「Cisco Nexus」スイッチ、「EMC VNX」ストレージなどを組み合わせた、事前検証済みのインフラパッケージ製品。

大崎市民病院における共通仮想化基盤の概要

 共通仮想化基盤への移行により、40台以上あった同院の既存物理サーバー(電子カルテシステムサーバー群と13種類の部門システムサーバー群)を約9割削減し、5台のブレードサーバーへ集約。設備投資コストと運用管理負荷の大幅な削減に成功した。また、新病院への移転前に仮想化システムを構築しておくことで、システム停止時間も短縮し、可用性も大きく向上したとしている。

 大崎市民病院では今後、物理サーバーで稼働している残り20種類の部門システムサーバー、および3つの分院で稼働するシステムについても仮想化と統合を進める計画。さらに、約1300台ある医療情報システム端末を仮想デスクトップ化し、さらなるコスト削減と生産性向上を推進する予定だと述べている。

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