中国ではゲーミングノートが昔から人気だ。正確にいうと、とりあえずオンラインゲームが遊べる程度のノートPCのニーズが高い。例えば、レノボの「IdeaPad Y」シリーズは、長らく定番ノートPCの座にある。
また、ハイエンドゲーミングPC「ALIENWARE」のショップは中国の省都クラスの電脳街にあり、時々人が入っている。ALIENWAREは中国語で「外星人」と書くが、それに対抗した「地球人電脳」(Terrans force、http://www.terransforce.com/)というメーカーが、ゲーミングノートPCを出している。
さて「ゲームもできるノートPC」のIdeaPad Yに対抗するゲーミングノートを安くリリースする新興メーカー「麦本本」(QRTECH、http://www.maibenben.cn/)と「機械師」(http://machenikeky.tmall.com/)が登場した。機械師は、ハイアールのゲーミングノートを専門にリリースする子会社である。
新進気鋭のゲーミングノートPC
2メーカーのスペックをチェック!
麦本本は「小米」からインスパイアされたのか、「金麦」「大麦」「小麦」といったネーミングのノートPCをリリース。そのスペックは、同社のウルトラブック「金麦」を例にとると、最小構成で1366×768ドット表示が可能な15.6型モニター、Core i3 4010U(1.70GHz)、4GBメモリー、500GB HDD、ビデオチップにGeForce GT720(2GB)となっている。
光学ドライブはなく、無線LANと130万画素ウェブカムを内蔵し、インターフェースはVGA×1、HDMI×1、有線LAN×1、USB 3.0×1、USB 2.0×2、イヤフォン×1、マイク端子×1、カードリーダーとなっている。
重さは1.7kgで、バッテリーの持ちは4時間程度。品質の証として、小米同様フォックスコン(富士康)での組立をアピール。さらに追加料金なしで、10色からカラーリングが選べる。
これで値段は2999元。現在の円安レートなら日本円で約6万円、円安が加速する前だと約5万円である。
機械師の人気モデル「M510A」は、最小構成で1920×1080ドット表示が可能な15.6型モニター、Core i5 4210M(2.60GHz)、4GB DDRメモリー、500GB HDD、ビデオチップにGeForce GTX850M(2GB)となり、またSound Blaster Cinemaをサポートする。
無線LANと130万画素ウェブカムを内蔵し、インターフェースはVGA×1、有線LAN×1、HDMI×1、USB 3.0×2、USB 2.0×2、mSATAコネクター×1、イヤフォン×1、マイク端子×1、カードリーダーとなっている。薄型ながらDVDスーパーマルチドライブも内蔵し、重さは1.75kgだ。
これで値段は4699元。現在の日本円のレートなら約9万4000円で、円安になる前であれば8万円程度で買えた。
(次ページに続く、「ネット限定販売で低価格を実現する小米方式を採用」)
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