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「Google検索結果は言論の自由のもと保障される」米裁判所が判決

文●渡辺隆広/SEMリサーチ

2014年11月18日 22時50分更新

記事提供:SEMリサーチ

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「Google検索結果は言論の自由のもと保障される」米裁判所が判決

米国のカリフォルニア州裁判所は先週、米Google の検索結果は言論の自由のもとに保護されるものであり、同社は検索結果を調整する権利を有しているとの判決を下した。

米CoastNews.com のオーナー S. Louis Martin 氏が Google を相手に訴えていた裁判は、世界最大の検索企業が長らく主張してきたスタンスが改めて認められる判決を導いた。訴訟によると、CoastNews.com は Bing や Yahoo! の検索結果では上位に表示されるにも関わらず Google 検索結果では下位に追いやられているという。こうした検索順位は、事実上市場を独占する Google が競争相手を排除するために不公平に検索順位を操作した結果で有ると主張し、検索会社に対して 500万ドルの保証と懲罰的制裁を求めていた。原告の訴えに対し Google は反スラップ訴訟戦術で対抗、原告の訴えは言論の自由を損なうものであり訴訟を却下するように求めた。

裁判所の Ernest Goldsmith判事は、Google の検索結果は米国憲法修正第1条のもとに保護されるものとし、原告の訴えを退けた。

この判決結果は、Google を相手取った今後の訴訟に影響を与えそうだ。Microsoft や Travelocity、Yelp、Yellow Pages、TripAdvisor といった企業は、Google が市場支配的地位を利用して宿泊施設や飲食店、地域情報などの情報を通常検索結果に混在表示し、自社運営サイトを目立たせる一方でライバル企業を市場から排除しようと試みていると批判してきた。ヨーロッパでは欧州委員会(EC)が Google に検索結果の改善案を受け入れさせ、ライバル企業の広告を表示する枠を設けることを義務づけることとなった(関連記事:Google、検索結果表示の改善を約束、ライバル企業の表示枠を設けることに同意 欧州委による巨額の賠償金回避へ)。

S. Louis Martin vs. Google Inc. The Case against Google / Google Inc., which monopolizes the search engine business, has caused grievous harm to CoastNews.com, an arts, entertainment, cultural, and travel web site that also includes the San Francisco Restaurant and Dining Guide. Moreover, Google has knowingly done so in the ways described below: (PDF)
http://digitalcommons.law.scu.edu/cgi/viewcontent.cgi?article=1761&context=historical

Anti-SLAPP Law in California
http://www.dmlp.org/legal-guide/anti-slapp-law-california

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