グルーポン・ジャパンは、17点ものラインナップを揃えたおせちを販売する「おせち・お正月特集」を本日より開始。報道関係を集めた記者発表会を開催した。
2013年に日本料理、フランス料理、中国料理、スペイン料理、デザート(フランス伝統菓子)のシェフが1段ずつお重に詰めた「夢のおせち」を5名に抽選でプレゼントするキャンペーンは今年も実施する。昨年と同じシェフが監修のもと、5名の当選者にプレゼントされる。
あのおせち問題から早4年
満を持して豪華おせちを販売
2011年に同社のクーポンを利用して販売された「スカスカおせち」は、国内では特に食の関心が高いこともあって、大きく世間を騒がせたことは未だ記憶に新しい。4年ぶりに販売する理由について、同社の代表取締役CEOの根本啓氏は、あの問題を起こさないように社内体制を整えるのにかかった期間が4年間だったと述べている。おせち問題が起こる前は審査基準は30件だったのに対し、2013年の「夢のおせち」時点で200件に拡充。現時点ではさらに200件以上の審査基準に増やしているという。
さらに、過去3年間「おせち販売に対して事故がないこと」を重点に取引先を選定しているとのことだ。おせちの内容も同社社員が取引先と打ち合わせをし、直接おせちのサンプルを確認して契約している。
グルーポンがおせちにこだわる理由は?
発表会では、「おせちにこだわる理由はあるのか」「そもそも高額おせちは百貨店やほかの通販サイトでも販売されているのに参入する必要があるのか」という厳しい意見も出た。これについては、社内体制の改良を問題を起こしたおせちであえて見せるためとし、おせちのクオリティーに自信を見せていた。ほかのおせちとの差別化については、おせちを製造した料理屋自家製ポン酢やオリーブオイル(レ・ストゥディ カタラン・スパニッシュ・パーティおせち)を付属することで販売価格ではなく、おせち+付加価値で勝負するという。
