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下を見るな上を見よう

情報通信研究機構、下手な人を見ると自分も下手になることを発見

2014年11月12日 14時58分更新

文● 行正和義

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ダーツのエキスパートが行った予測課題と運動課題

 情報通信研究機構(NICT)は11月11日、ダーツが下手な人を見ていると名人でも上手く投げられなくなるという研究結果を発表した。

ダーツ成績と予測精度の変化

 これはフランス国立科学研究センターと共同で進めている研究で、人の脳がどのように動作を理解し、予測するかという脳内プロセスを解明しようとする試み。実験では、命中率のよくない素人が投げているダーツの動作をエキスパートに観察させ、どこに当たるかを予測させた。動作から命中箇所が予測できる精度が上がるとともに、エキスパート自身のダーツの成績も悪化することがわかった。予測精度が向上しない場合、エキスパートの成績低下は見られないという。 

仮説の検証方法

 これにより、他者動作の予測能力と自己の運動制御するのに共通の脳内プロセスを使うという仮説を支持する証拠となる。NICTでは、プロ野球のイチロー選手が語った「自分のバッティングに影響するため、下手な人のバッティングは見たくない」(2007年6月19日夕刊フジ)というエピソードも引用し、スポーツやリハビリなどにおける手法の開発に繋がる可能性のある発見としている。

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