街をのほほんと歩いてて、ちょっと先に猫を見つけて、一瞬猫と目が合って、互いに、向こうは向こうで「こいつは危険なヤツかそうじゃないか」、こっちは「この猫は近寄らせてくれるかな、撮らせてくれるかな」と値踏みして、よし逃げなさそうだからこのあたりから撮るか、とカメラのセッティングをしてレンズを向けるたら、猫がもうそっぽ向いてたりすることってありません?
猫にとって通りすがりの人なんて、「危険人物かエサくれる人か」のどっちかしかないわけで、危険人物じゃないと判断すると、「もうどうでもいいや」とばかりに他に目を向けやがりまして、こっちとしては危害は加えないけどせめてカメラ目線をくれ、と思ったりするわけである。
となると、猫を脅かすつもりはないけど、ちょっと気を惹きたいという淡い心がくすぐられてしまうのだ。
そういうときは音と動き。猫が敏感なもの2つだ。
音は「カサカサ」系がいい。私はよく小分けされた猫エサ(猫用のおやつとして売ってる)を持ち歩いてるのだが、これを振ってカサカサって音を出してやるとほとんどの猫が反応するのだ。

小袋を振ってカサカサと音を立てたらすすすっと寄ってきた。別に猫の気を惹くだけなら中味は何でもOkです。大事なのは音(2014年9月 アップル iPhone 6 Plus)
猫エサじゃなくても、私の友だちはフリスクを振って音を出してるし、レジ袋でもうまく使えばいい。
これは極端な例であるが、ちょっと遠くから音を出すだけでも「はっ」と振り向いてくれる。

あらかじめカメラを構えて、振り向く瞬間を狙って左手に持った小袋で音を出してみた。コンデジだと片手で構えて片手でズーミングできるのでこういう時ちょっと便利(2014年7月 オリンパス Stylus 1)
白猫を見つけたときのこと。向こうに歩いて行ったので、ちょっとだけ振り向いてくれないかな、とカサカサ音を出した瞬間「ん?」とカメラ目線をくれたのであった。
(次ページに続く、「音と動きの複合技で猫の気を惹く!」)

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