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ハフィントン松浦茂樹元編集長、スマートニュースで「編成勝負」

2014年10月01日 07時00分更新

文● 盛田 諒(Ryo Morita)/大江戸スタートアップ

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 ニュースメディアの電撃移籍に、メディア関係者がざわついた。

 先月19日、ハフィントンポスト日本版・松浦茂樹編集長がスマートニュースに移籍することが明らかになった。スマートニュースは合計500万ダウンロードを超えるニュースキュレーションアプリの雄。スマートニュースはコンテンツ編成およびメディアとの関係強化が登用の狙いとする。


1年が経ち、新しいチャレンジがしたくなった

 松浦氏はライブドア、グリーなどを経て、昨年ニュースサイト大手ハフィントンポスト日本版の編集長に就任。1年間で月間ユニークユーザー1300万人の巨大メディアに成長させた手腕の持ち主だ。

 「編集長に就任して一年が経ち、新しいチャレンジがしたくなったんです」

 松浦氏によれば、他社からも声はかかっていたが、パブリッシャーとしての役割が今後スマートニュースに必要になるのではないかという判断から、最終的にスマートニュースを選んだ。

 「スマートニュースのアルゴリズムは優れていますが、そのアルゴリズムによる記事選定以外にも人間として出来るところはあるだろうと。北米を目指している点も魅力でした」

 目標はユニークユーザーのさらなる成長。月間アクティブユーザーは7割以上とすでに高いが「出来ることはまだまだあると考えています」と松浦氏。

 スマートニュースでは朝日新聞など大手メディアともパートナー契約を結んでいるが、今後は女性にファンの多いファッションメディアなど、まだスマートメディアとして読者層の薄いメディアにも声をかけていく狙い。


「編集部を作るつもりはありません」

 ユーザベースの「NewsPicks」など、編集部を抱えて記事を作る競合もあるが、松浦氏は「編集部を作るつもりはありません」とバッサリ。あくまでメディアパートナーから提供を受けた記事の編成に力を注ぐ考えだ。

 「結局は『編成力』。編集長より編成長と言われた方がしっくり来ます」

 ハフィントンポスト日本版時代、松浦氏が方針としていたのは編集部員がコンテンツをしっかり送り届けるための戦術作り。記事を読まれやすくするためインターネットの傾向にあわせて記事の出し方を変えてきた。

 「読者に記事をきちんと届けられる戦術を作れたのは大きかったです。一般的なネタをやったときにも勝てる自信がありました。そこは今後も差が出ると考えています」

 鍵はパートナーメディアからの記事をいかにうまく読者に届けられるか。ハフィントン時代に築いた「勝てる届け方」を生かし、編成勝負を挑む。

 「コンテンツを預かって読者に渡すのだから、メディアとのコミュニケーションが必要になるのは当たり前。スマートニュースとともにメディアの皆様と三位一体で成長したいと思っています」


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