目に優しくて多機能――フリッカーフリー、Black eQualizer、格闘モード装備
ゲーム実況者なら必ずチェックしたいBenQのゲーミング液晶 RL2460HT
2014年10月10日 11時00分更新
ピボット・チルト・スイーベル・高さの調整可能
ディスプレーを楽々ベストポジションに!
RL2460HTは、1920x1080ドットのフルHD表示に対応。ゲーミングディスプレーとは、快適なゲームプレーを目的としたディスプレーのこと。
一般の液晶ディスプレーと比べて応答速度が高いのが特徴だ。ミリ秒単位の操作が求められるシビアなプレーにも十分対応できる性能といえる。応答速度が早ければ、残像が少なく、プレーを有利に進められるメリットがある。
外観はスタンダードなデザイン。一般的な24型液晶ディスプレーよりもひと回り大きいが、実際に使った限りでは特にサイズが気になることはなかった。上下のチルト角度はマイナス5度から15度で、左右のスイーベル機能や110mmの高さ調整に対応している。
映像用の入出力端子としてはDVI-D端子×1とD-sub15ピン(アナログRGB端子)×1、そしてHDMI端子×3(入力×2、出力×1)が用意されている。HDMI出力はHDMIパススルー対応だ。詳しくは後述するが、ここがゲーム実況をスムーズに行なう上でのキモとなる。
画面の明るさ調整や画面モードの切り替えなどの操作は、ベゼル右側のボタン押すことで表示されるOSD(オンスクリーンディスプレー)から設定可能だ。簡易的なメニューと詳細なメニューの2種類が用意され、状況に応じて使い分けることができる。
以上のように、RL2460HTはゲーミングディスプレーとして十分な基本性能を持っていることがおわかりいただけただろう。にも関わらず実売価格は2万4000円前後と、コストパフォーマンスに優れている点も魅力だ。
暗部を明るく映しだす「Black eQualizer」で思わぬ事故を回避
FPSやRTSなどをプレーしていると、影に隠れた敵や障害物から思わぬダメージを受けることがある。暗いシーンでの視認性は、ゲームの勝敗を分ける要因の1つと言っても過言ではない。そこで活用したいのが、暗い部分を明るく表示するBlack eQualizerだ。
この機能を使うと、影で見えづらい部分が自動的に明るく表示される。効果をオフにしたときと最大にしたときの画面を比べると、その違いがよくわかるだろう。逆に明るすぎる場面では輪郭をはっきりと映し出すことが可能で、どんな状況でもシーン全体を見渡すことができるのだ。
Black eQualizerを使わなくても、画面の輝度やコントラストを変えることで暗闇をある程度明るく表示することは可能だ。だがシーンによって設定を変えることなく、しかも状況に応じて最適な状態に調整できるという点で、Black eQualizerの実用性は高い。機能を有効にしておけば、出会い頭の事故でダメージを受ける機会がグンと減るはずだ。