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目に優しくて多機能――フリッカーフリー、Black eQualizer、格闘モード装備

ゲーム実況者なら必ずチェックしたいBenQのゲーミング液晶 RL2460HT

2014年10月10日 11時00分更新

文● 高橋 量 撮影●篠原孝志(パシャ)

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安価で全部入り!? 新・鉄板ゲーミング液晶

 いま、ゲームプレーの様子を動画サイトで配信する「ゲーム実況」が人気を集めている。YouTubeやニコニコ動画では連日数多くの動画が投稿され、再生回数ランキングの上位を占めているほどだ。最近ではゲーム実況配信サイトの「Twitch」が米アマゾンに9億7000万ドル(約1000億円)で買収されたことでも話題を呼んだ。

 いまやゲーム実況はひとつのトレンドとなっているだけに、動画の作成に挑戦してみたいと考えている人も多いだろう。そんな人におすすめしたいのが、BenQの24型ゲーミングディスプレー「RL2460HT」だ。

 HDMIパススルー出力に対応しているためビデオキャプチャーデバイスを使った録画でもタイムラグ(キャプチャーに伴う映像処理によって、キー操作と画面表示の間にズレが生じる)が発生しにくいのが特徴。さらに長時間のプレーでも目が疲れにくい「フリッカーフリー」や「ブルーライト軽減」といった機能も用意されている。「格闘モード」を始めとしたさまざまなプレーモードや、暗部を明るく表示する「Black eQualizer」などのアシスト機能を備えている点もポイントだ。

 今回はこの「RL2460HT」について、外観や各種機能の紹介を交えながら、ゲーム実況や実際のプレーでの使い勝手を検証しよう。

ゲーム実況に最適なベンキュージャパンの24型ゲーミングディスプレー「RL2460HT」。実売価格2万4000円前後

HDMIパススルー出力でゲーム実況動画も納得の出来ばえ

 高画質なプレー画面で実況動画を作る場合、ハードウェアエンコーディングを行なう外付けのビデオキャプチャーデバイスを利用するのが常道。通常ではPCからビデオキャプチャーデバイスへ映像を出力し、さらにビデオキャプチャーデバイスからディスプレーに映像を出力するのだが、この組み合わせではゲーム画面がディスプレーに表示されるまでにわずかな遅れが生じてしまう。

PCからの映像をRL2460HTへ出力し(ここでは黒いHDMIケーブル)、RL2460HTのHDMI出力端子からXCAPTURE-1へ映像を出力(白いHDMIケーブル)

 そのため正確に操作したつもりでも、キャプチャーデバイスを経由することによって発生するタイムラグの影響で、思うように操作できないことがあるのだ。

 そんなときに利用したいのが、映像信号を遅延なく出力できるRL2460HTのHDMIパススルー出力。PCからの映像をRL2460HTに出力し、さらにRL2460HTからビデオキャプチャーデバイスへHDMIパススルーで出力することによって、タイムラグを極力抑えることができる。これにより、実際のプレーを正確に録画することが可能となるのだ。

 HDMIパススルー出力の実力を探るため、実際にビデオキャプチャーデバイスを使ってゲーム画面を録画した検証結果を紹介しよう。

 利用したビデオキャプチャーデバイスはマイコンソフト製の「XCAPTURE-1」だ。まずはPCとRL2460HTをHDMIケーブルで接続し、RL2460HTのパススルー出力対応HDMI端子からXCAPTURE-1へ映像を出力。XCAPTURE-1付属のキャプチャーソフト「VideoKeeper」を使ってプレー画面を録画したところ、1920×1080ドットのフルHD表示でも平均60FPSで描画の遅延やプレーのカクつきもなくスムーズにキャプチャーできた。

検証に利用したマイコンソフトのHDキャプチャー・ユニット「XCAPTURE-1」。HDMIのほかコンポーネントビデオ、コンポジットビデオ、Sビデオ、アナログRGBなど多数の接続端子を搭載する。RL2460HT同様、“全部入り”のキャプチャデバイスだ。直販価格3万4730円

 なお、試しにゲームのプレーと画面のキャプチャーを1台のノートPC(クアッドコアCPU、メモリー8GB搭載)で行なってみても、プレー内容を正確に動画へと出力できたのは、正直なところ驚きだ。

プレー画面の録画には、ゲーム実況で人気の高い「マインクラフト」を利用。1920×1080ドットのフルスクリーン表示の画面をキャプチャーした

 およそ30分程度のプレー画面を録画したところ、作成されたMP4形式の動画ファイルの容量は3GBで、フレームレートは秒間50フレーム。ここから動画編集ソフトを使って不要な部分をカットするなどの編集作業を行なうわけだが、動画配信サイト向けの映像素材としては十分なクオリティーだ。HDMIパススルー出力に対応したRL2460HTとビデオキャプチャーデバイスの組み合わせなら、完成度の高いゲーム実況動画を作成できるだろう。

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