実はスマホユーザーが
デジタル一眼の大口顧客!?
発表会では、キヤノンマーケティングジャパンの代表取締役社長である川崎正己氏が、市場動向などを説明した。
まずレンズ交換式のデジタルカメラは2014年に一旦減退するものの、2015年以降は拡大傾向になると予測。その理由について、現在の世帯普及率が20%程度であり、今後40%程度までは普及する猶予があるとし「市場は成長過程にある」と語った。
また、スマートフォンユーザーの約60%がレンズ交換式デジカメの購入意向があるという同社による調査結果を発表。この結果からも今後、デジタル一眼市場が拡大していくと述べた。
一方でコンデジ市場は厳しいが、「成長を見込める分野もある」とのこと。それが高級モデルと高倍率ズームモデルで、まさに今回同時に発表した「PowerShot G7X/SX60 HS」がこれにあたる。
今後も高級・高倍率ズームモデルの開発に力を注いでいくとのことだが、エントリーモデルなどを廃することは考えておらず、同社はあくまで「フルラインナップを提供し続ける」とした。