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インターフェースも充実

長持ちバッテリーで1日持ち歩ける、5万円以下の変形ノート「Inspiron 11 2 in 1」 (2/2)

2014年09月23日 09時00分更新

文● エースラッシュ

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長持ちバッテリーでライトなモバイルにぴったり

 試用した「Inspiron 11 2 in 1」の構成は、CPUにCeleron N2830を採用し、4GBのメモリーと500GB HDDを組み合わせたものだ。グラフィックスはCPU統合のインテル HD グラフィックスで、OSはWindows 8.1がインストールされている。この構成でどのような実力があるのか、ベンチマークを行なってみた。

 まず、Windowsの快適さの指標となる「Windowsエクスペリエンスインデックス」の項目にあわせて、評価プログラム「WinSat」の実行結果を紹介する。「CPU」の値が「4.9」、「メモリー」が「5.9」、「グラフィックス」が「3.9」、「ゲーム用グラフィックス」が「4.1」、「プライマリハードディスク」が「5.9」となった。

 全体的に、ごく中堅といった印象の結果だ。PCの総合的な力を評価する「PCMark8」の結果もあまり芳しくはないが、特に悪いということもない。この構成では妥当な結果といえる。

PCの総合的な力を評価する「PCMark8」

 実際に使ってみた感想としては、アプリケーションのインストールやアンインストールといった作業では重さを感じたし、ブラウザのタブを大量に開くような、メモリーの負担が大きくなる使い方をすると動きが鈍った。アプリケーションの起動時にも、少し待たされる感覚はある。しかし、環境を整えた上で文字入力をするだとか、ブラウジングをするという作業に不自由はなかった。

 光学式ドライブを搭載していないため映像鑑賞はネット配信のものになるだろうが、YouTubeのHD動画はもちろん鑑賞できる。最新の3Dゲームで遊ぶのは難しいが、ブラウザゲームで遊ぶ程度なら問題ない。家庭やオフィスでのライトな使い方なら、特に問題なく利用することができるだろう。

 バッテリーについては「BBench」を電源オプションを高パフォーマンスに設定し、無線LAN機能もオンにした状態で実施したところ、5時間9分利用することができた。安価に購入できるモバイルマシンとしては十分な結果ではないだろうか。このままでも、外出中に使い続けるというのでもなければ1日持ち歩ける。省電力設定にすればさらに安心だ。

サポートを自分好みにカスタマイズ

 デルのPCというと購入時に構成を変更できる印象が強いが、「Inspiron 11 2 in 1」に関してはハードウェア面で変更できる部分はない。変更できるのはOSをはじめとしたソフトウェアの部分と、サポートだ。

 OSは試用機にも搭載されていたWindows 8.1の他に、Windows 8.1 Proが選択できる。他にはOfficeの追加や、マカフィーのセキュリティーソフトの有効期間変更、Adobe Photoshop Elements & Adobe Premiere Elements 12の購入などが可能だ。

 保証は標準で1年間のスタンダードサービスプランと偶発損害保証がついているが、この期間を延ばしたり、オンサイト保守が受けられる「プロサポート」への切り替えもできる。また、周辺機器の同時購入もできるから、必要ならばまとめて購入するのもよいだろう。

「Inspiron 11 2 in 1エントリー・タッチパネル」の主なスペック
機種名 Inspiron 11 2 in 1
CPU Celeron N2830(2.16GHz)
グラフィックス インテル HD グラフィックス(CPU内蔵)
メモリー 4GB
ストレージ 500GB HDD
ディスプレー 11.6型(1366×768ドット)、タッチ対応、LEDバックライト
通信規格 デルワイヤレス-N 1707、Bluetooth 4.0
光学ドライブ -
インターフェース USB 3.0端子×1、USB 3.0端子×2、HDMI端子×1、マイク入力/ヘッドフォン出力端子×1、SDカードスロット
サイズ/重量 約幅200.98×奥行299.98×高さ19.40mm/1.39kg
OS Windows 8.1(64bit)
デル株式会社

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