デル・ソフトウェアは8月28日、システム管理製品「Dell KACE K1000管理アプライアンス バージョン5.5」の提供を開始した。新たにソフトウェア資産管理機能を統合し、ソフトウェア資産の展開、運用、廃棄までの作業を自動化で支援する。
Dell KACEアプライアンスには、システム管理を目的とするK1000、OSの自動デプロイメント機能を提供するK2000、MDM機能のK3000という3機種がラインアップされている。いずれもアプライアンス(物理または仮想アプライアンス)の形で、必要とされる機能をWebコンソール経由で提供し、管理者の作業を効率化することを狙いとしている。
K1000ではこれまで、デバイス自動検出とインベントリ、資産管理、ソフトウェア配布、電源管理やリモート制御、セキュリティ監査、パッチ管理などの機能を提供してきた。
最新版のバージョン5.5では、ソフトウェア資産の監査に対応するための複雑な作業をシンプル化し、ソフトウェアライセンス違反の回避、コンプライアンスレポートの作成、使用率の低いソフトウェアの特定などを容易に実現する。
具体的には、ソフトウェア監査とコンプライアンスレポートを自動化するソフトウェアのタイトルエンジン機能、1億1000万種類以上の実行可能ファイルをリスト化して正確なソフトウェア識別を実現するWebベースのソフトウェアカタログ、アプリケーションの実行日時に基づいて使用率の低いソフトウェアを件す津、再利用や再割り当てにつなげる自動メータリングなどの機能が含まれる。