80kcalなのに、おいしいアイスの謎を知りたくなった
唐突ながら、筆者は「アスキー・ジャンク部」で、ジャンクフードやエナジードリンクを味わいまくっている。当然、気になるのがカロリーだ。いまのところ劇的に体重が増加しているわけではないが、いつガタがきてもおかしくはない。
また、今のような暑い時期は、冷たいアイスが恋しくなるもの。しかし、これもカロリーが高い。風呂上がりのアイスを「食べるべきか、食べざるべきか」とシェイクスピアばりに悩んでいる人は、筆者だけではないだろう。
そんな、カロリーで悩む人たちを救ってきたアイスがある。グリコのアイス「カロリーコントロールアイス」だ。なんと80kcalである。シャーベットやかき氷のような「氷菓」タイプではないのに、80kcal。しかも、モナカやジェラートタイプまで存在する。
しかしながら、80kcalのアイス、そう簡単に作れるわけではないはずだ。作れるなら、もっと市場に他のメーカーの製品があふれているだろうし。開発の裏には相当な苦労があったのではないか? 一体どんな努力が隠されているというのか? そう思うと、いてもたってもいられなくなった。
そこで今回は開発に深く携わった、江崎グリコ マーケティング本部 アイスクリームマーケティング部 ブランドマネージャー 田中国男さんに話を聞いてきた。低カロリーなのにおいしいアイス、その謎にじっくりせまっていく。
(次ページでは、「よう、こんなまずいもんができたなと思った」)
