先週掲載したSSD特集には大きな反響があったが、コストパフォーマンスと容量の大きさでは、まだまだHDDのほうに分がある。
それだけではなく、SSDにはHDDと比較して使用上注意しなければならない点もあり(後述)、HDDとの使い分けも重要。そこで本特集では大容量HDDについて、そのトレンドを紹介していこう。
今お買い得なのは3TB HDD
最新の秋葉原のHDD価格はこちらで詳しく紹介しているが、最近の3.5インチHDDの最大容量は6TBだ。ただし、まだ製品数は少なく、価格も3万円台から7万円台と定まっていない。
種類が豊富になってくるのは4TBからで、安いものなら1万5000円程度で入手できるが、まだ1万円を切るまでには至っていない。
今一番お買い得なのは3TB HDD。2012年頃に登場したモデルが1万円前後で購入可能。その当時から現在にいたるまで、技術的な進化はほとんどないため、3TBあれば十分と言う方なら購入しても問題ないはずだ。
2TB以下のHDDは確かに安いが、1TB HDDは5000~7000円程、2TB HDDは7000~9000円程。1GBあたりの単価は3TBが3.3円程度なのに対して、1TBは5~7円、2TBは3.5~4.5円ほどなのでややコスト高となる。
このように、全体的には3TB HDDがお買い度トップなわけだが、ここにきてその座を揺るがしかねないコストパフォーマンスの超大容量のHDDが登場してきている。
(次ページに続く、「今注目のHDDはWestern Digitalの「WD Red」シリーズ」)
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