楽天は7月30日、高度な教育を求めながら経済的に制約のある国内外の学生支援を目的とした、次世代育成のための奨学金プログラムを開始した。
同プログラムでは、国内外のNPO法人と連携し、高校生・大学生を対象とした奨学金プログラムを提供する。第一弾となる海外では、グローバル・リーダーを育成するNPO法人「GLOBAL CITIZENS INITIATIVE(GCI)」、第二弾となる国内では実践型インターンシップの機会を大学生に提供するNPO法人「ETIC.」と連携し、次世代リーダーの育成を推進する。
海外での取り組みでは、GCIが今夏に米国ボストンにあるハーバード大学の研修施設で開講するサマースクールプログラム「Global Citizens Summit for Youth」に、「Rakuten Global Scholars」という楽天が提供する奨学金枠を設け、同プログラムへの参加を希望する海外の高校生を支援。楽天が支援する5人を含む世界から集まった全24人の高校生が、世界各地が直面している課題について議論を重ね、グローバルな課題解決のスキルを磨く。
また、国内の取り組みとして今秋に「ETIC.」と連携し、国内の大学生を対象にした奨学金プロジェクトを結成。具体的には、10月に派遣先がNPO法人となる奨学金付きのインターンシップの募集受付を開始し、来年2月には国内の様々なNPO法人に大学生を派遣する。