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T教授の「戦略的衝動買い」第292回

老舗トラベルルーターの最新機種「ちびファイ3」を衝動買い!

2014年07月23日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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情報通信技術業界では珍しく三世代も続く「ちびファイ3」
情報通信技術業界では珍しく三世代も続く「ちびファイ3」

 まだまだ歴史が短い情報通信技術系のプロダクトは、長生きする商品が極めて少なく、多くの商品は突発的に現われ、そして知らないうちに消え去って行く。

 テクノロジーの変遷が激しく、グローバルで競合企業の多い業界ならではの特徴だろう。

 華々しいファンファーレと共に登場して静かに消え去っていくプロダクトの多い中、“トラベルルーター”と称される新しい製品ジャンルを切り開いた「ちびファイ」はなんと「ちびファイ3」として三世代目を迎えることとなった。

 筆者が、初代「ちびファイ」を使った時の感想をこのコラムに書いたのはもう3年も昔のことだ(関連記事)。その三世代目に当たるちびファイ3は、今のところアマゾンだけの限定商品として販売されている。

 キャリアが提供するモバイルネットワーク(WAN)と、Wi-Fi無線通信を外部とのコミュニケーション手段としているタブレットやスマートフォン市場は、この3年で急成長し、すでに社会のインフラとして確実に定着してきている。

 そんなネットワーク社会で、有線LANを簡単に無線LANに切り替えることのできるちびファイは、モバイルビジネスピープルにとっては必須のアイテムだ。

持ち歩き時の総重量が軽くなった「ちびファイ3」

Amazonから届いたシンプルなパッケージを開くと、ちびファイ3本体とシンプルな解説書が2枚
アマゾンから届いたシンプルなパッケージを開くと、ちびファイ3本体とシンプルな解説書が2枚入っていた

 アマゾンから届いたちびファイ3は極めてシンプルな小箱に入っている。ショップの店頭で人目を引く高コストで華美なパッケージにする必要性もなく、エンドユーザー提供価格の低減のひとつの答えかもしれない。

 小箱サイズ用に新たに作ったという、小さく薄くシンプルな解説書も設定などのシンプルさが予感できる。

初代に比較すると少し大きいが、それでもクレジットカードと比較すればこのサイズ! 初代に比較すると少し大きいが、それでもクレジットカードと比較すればこのサイズ!
左から初代ちびファイ、ちびファイ2、ちびファイ3。正常進化の道程
左から初代ちびファイ、ちびファイ2、ちびファイ3。正常進化の道程

 ちびファイ3の外形サイズは初代ちびファイに比べると多少インパクトは少ないが、それでもクレジットカードよりもはるかに小さく、盛り込まれた機能を思えばなかなか強烈な印象だ。初代ちびファイは薄く軽く、2代目は細長く、そして3代目は背が高くガッシリしている。

ちびファイ3(右)は周辺機器がどんどん減り、自前で独り立ちできる子になった
ちびファイ3(右)は周辺機器がどんどん減り、自前で独り立ちできる子になった

 ご存知のように、トラベルルーターという商品は、ホテルや出張先のオフィスなどの出先で、有線LANをワイヤレスLANに変換する無線アクセスポイントに似たネットワーク機器だ。そのため、どこからか電源供給を受けることも必要であり、有線LANと接続するためにイーサネットケーブルの接続ポートも必要だ。

 初代ちびファイは自分が駆動するために必要なリソースを、すべて既存のインフラに頼った商品だった。ちびファイ2、ちびファイ3と正常進化したちびファイは、その依存していたアイテムを自前で賄うことによって、どんどん依存度を下げていった正常進化型商品なのだ。

 実際に初代ちびファイをトラベルルーターとして活用するには、小さく薄い本体以外に、USB/ACアダプターやUSBケーブル、ときにはイーサネットケーブルも同時に持ち歩かなければならなかった。いずれもがこの3年で小さく、軽くはなってきているが、持っていくのを忘れてしまうとそれは致命的だ。

 ちびファイ2では、電源供給を受けるUSBケーブルをリトラクタブルな構造を採用することによって内蔵とし、トータルな携帯重量を削減。ちびファイ3では、“ACコンセント直差し”を実現することで、USB/ACアダプターとUSBケーブルの両者を不要のものとした。

一緒に持ち歩く周辺機器が減れば、当然ながら総携帯重量も軽くなってくる
一緒に持ち歩く周辺機器が減れば、当然ながら総携帯重量も軽くなってくる

 それらの改良のために、重量は初代ちびファイの27g(実測)からちびファイ3の55g(実測)と約2倍になったが、実際の携帯総重量は、逆に88gから55gと約40%の削減になっている。

(次ページに続く、「使用方法はとても簡単 設定も特に必要なし」)

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