無料通話・メールアプリ「LINE」を運営するLINEは、LINEアプリで利用できるLINEスタンプを自作して売ったり、他のオリジナルのLINEスタンプを買ったりできるプラットフォームとして「LINE Creators Market」を5月8日にスタートさせた。その後、6月7日までの約1カ月間で、スタンプ販売総額が1億5000万円を突破したという。
販売額が1万円以上のスタンプは61.7%を占め、販売額10位までのスタンプ平均販売額は470万円を記録している。つまり、自作スタンプの6割は1万円以上を稼ぎだし、なかには年収分に相当するものもあるわけだ。自作のLINEスタンプはLINEによる審査を通過後、LINEウェブストアやLINE内スタンプショップにて販売・購入することが可能。スタンプ販売額のうち約50%が、LINEを作成・販売したクリエイターに分配される。
6月7日時点で、クリエイターの登録数は8万人を超え、登録スタンプ数は1万2000セットを突破。「LINE Creators Market」で販売されたスタンプがユーザー間で送信された回数は8100万回以上にのぼり、クリエイターの作品が多くのユーザーの目に触れられている。LINEのユーザー数は世界で4億5000万人を超えたと言われているだけに、オリジナルのLINEスタンプの販売はクリエイターにとって1つのビジネスにまで成長しそうだ。LINEにとっても新たな収益源として期待される。