フィリピンは暑い! いや、インドもタイもアジアは暑い!
近年暑い場所での人々のいこいの場は、ショッピングセンターだ。マニラ首都圏にもショッピングセンターが多数建設されており、多くの人々でごった返す。
マニラにおいては、ショッピングセンターでPCやスマートフォンや家電などが売られており、ざっくりとフィリピンのコンシューマーIT事情を見ることができる。
黄色い店舗が目印!
フィリピンのメジャーショップ「cd-r king」
フィリピンで一番メジャーなデジタルガジェット絡みのショップといえば、黄色の店構えが目立つチェーン店「cd-r king」だ。
cd-r kingという名前は、まるで現存する「ファミコンショップ」のような響きだが、Blu-rayメディアも売っている。
このショップの特徴と言えばまずは圧倒的な品揃え。店内にはびっしりとPCパーツやアクセサリー類、フィーチャーフォン、スマートフォン、タブレットなどが並び、積まれている。
しかも、それぞれの商品は、すべてショップと同じ黄色のパッケージで統一されている。店舗の小ささゆえ、どのcd-r kingでも品探しをしている客で混雑している。その様子は日本で例えるなら人気のホビーショップのようだ。
商品のラインナップは同社のウェブページ(http://www.cdrking.com/ )でも見られるので、興味があればぜひ見てほしい。
スマホやタブレットは1万円以下で買える
フィリピンの通貨はフィリピン・ペソ(1ペソ=2.5円)。cd-r kingで売られる携帯電話(フィーチャーフォン)は中国で作られ、cd-r kingのロゴがついたものばかりで値段は3桁後半が中心。つまり、高いものでも3000円程度だ。
スマートフォンやタブレットもやはりショップブランドで、値段は2500~4000ペソ、1万円でお釣りがくる。値段はそこそこ安く、また「アフターサポートが信頼できる」「どこにでもショップがある」ことから人気だ。
庶民的なショッピングセンター内の食事は50~100ペソ程度。ここで仮に1食50ペソを費やすとすると、2500ペソのローエンドなタブレットやスマホを購入するとなれば50食分、つまり日本で500円の定食を日々食べる人で言い換えれば、2万5000円程度で買えるというわけだ。
サラリーマンの中には、家からご飯だけ弁当箱につめて、より切り詰めておかずだけオーダーして、もりもりご飯を食べる男性も見かけるため、実際スマホ・タブレットの購入のハードルはもう少し高いかもしれない。
(次ページに続く、「人々の信頼関係が成り立っているからPCの中古ショップもある」)
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