海外では走るとおカネが貯まる
―― オープンAPIなのでさまざまなアプリが対応しているわけですが、アメリカ本国で何か面白い物は出ていますか?
アンタビ 「Whistle」というアプリは、首輪型のセンサーで犬の行動や睡眠の記録を取ります。飼い主と犬の行動が両方出てくるので、一緒に散歩してどのくらいカロリーを消費したとか、犬と一緒に寝るのと寝ないのとでは、どれくらい眠りの深さが違うかといった、犬との生活を分析することができます。
それから「SmartThings」というアプリは、行動とスマートデバイスを関連付けるアプリです。たとえば自分の目標歩数をクリアしていないと、テレビを付けさせてもらえないとか。
―― それは勘弁して欲しいですね(笑)。
アンタビ ロシアにAlfa Bankという銀行があるそうですが、ユーザーサービスの一環としてプロモーションキャンペーンをしたそうです。目標設定した歩数に達すると、預金の利子が上がるとか。
キャンペーン動画も公開されている
―― 日本にもBluetoothで通信できる体重計を作っているメーカーがあります。彼らにアプローチはしませんか?
アンタビ Wi-Fi体重計のWithingsには我々からアプローチしました。日本の会社にもこのオープンAPIを使っていただきたいと思っているところです。
―― 日本でUPのアプリを使う場合、登録されている食品の数が少なくて、カロリー管理が難しいのですが。
アンタビ 絶対に改善します。それはすごく大きな課題で取り組んでいる最中です。ローカライズは大変難しいものがあり、ベストを尽くしてきましたが、近い将来、それをより前進させたいと思っています。