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米ジョウボーンのバンダー・アンタビ氏が語るUPの今後

iOS 8のHealthとウェアラブルガジェット「UP」は共存できる

2014年06月12日 15時00分更新

文● 四本淑三

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海外では走るとおカネが貯まる

―― オープンAPIなのでさまざまなアプリが対応しているわけですが、アメリカ本国で何か面白い物は出ていますか?

アンタビ 「Whistle」というアプリは、首輪型のセンサーで犬の行動や睡眠の記録を取ります。飼い主と犬の行動が両方出てくるので、一緒に散歩してどのくらいカロリーを消費したとか、犬と一緒に寝るのと寝ないのとでは、どれくらい眠りの深さが違うかといった、犬との生活を分析することができます。

犬との生活ログを取るWhistle

 それから「SmartThings」というアプリは、行動とスマートデバイスを関連付けるアプリです。たとえば自分の目標歩数をクリアしていないと、テレビを付けさせてもらえないとか。

家の中のスマートデバイスとつなげるSmartThings

―― それは勘弁して欲しいですね(笑)。

アンタビ ロシアにAlfa Bankという銀行があるそうですが、ユーザーサービスの一環としてプロモーションキャンペーンをしたそうです。目標設定した歩数に達すると、預金の利子が上がるとか。

Alfa Bankのキャンペーン

キャンペーン動画も公開されている

―― 日本にもBluetoothで通信できる体重計を作っているメーカーがあります。彼らにアプローチはしませんか?

アンタビ Wi-Fi体重計のWithingsには我々からアプローチしました。日本の会社にもこのオープンAPIを使っていただきたいと思っているところです。

Bluetooth 4.0対応でiOSと通信可能なタニタの体組成計InnerScan Dual。このあたりにもアプローチしてほしいところ

―― 日本でUPのアプリを使う場合、登録されている食品の数が少なくて、カロリー管理が難しいのですが。

アンタビ 絶対に改善します。それはすごく大きな課題で取り組んでいる最中です。ローカライズは大変難しいものがあり、ベストを尽くしてきましたが、近い将来、それをより前進させたいと思っています。

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