テレビも見られる、パイオニア製スピーカー搭載「ESPRIMO FH78/RD」レビュー 第2回
大画面でテレビも楽しめる
顔認識で楽々ブラウズ!視線アシストが便利な一体型タッチPC「ESPRIMO FH78/RD」 (2/3)
2014年07月11日 11時00分更新
ダブル録画にも対応したテレビ機能
「ESPRIMO FH78/RD」は地上デジタル・BSデジタル・110度CSデジタル放送に対応したチューナーを搭載する、ダブル録画・ダブルAVCREC対応のテレビPCだ。
テレビ視聴用のアプリケーションとしては「DigitalTVbox」を採用している。使い方はわかりやすく、視聴や録画の設定で戸惑うことはないだろう。付属のリモコンで操作ができるから、少し離れた位置から視聴する時にも便利だ。一方、近い位置からの操作ならばタッチで直感的に利用できる。
大型ディスプレーを搭載したPCにテレビ視聴・録画機能が搭載されれば、パーソナルテレビとしてはかなり使い勝手のよいものになる。しかし、マウスでの操作は面倒だ。かといって近い位置からリモコンというのも不自由だから、タッチ対応ディスプレーとテレビ機能というのは相性がよい。
本体に搭載されているパイオニア製のスピーカーのおかげもあり、テレビはもちろん映像コンテンツは迫力のある音で楽しめるから、従来のテレビ機能搭載PCに不自由さを感じていた人にもよい選択肢になるだろう。
大型タッチディスプレーと相性のよい「視線アシスト」
もうひとつ、タッチ対応の大型ディスプレーと組み合わせたことで便利さが際立ったものがある。富士通が一部モデルに搭載している「視線アシスト」だ。
視線アシストを使ってみると、大型ディスプレーと相性のよい機能であることがわかる。ディスプレー下部に取り付けられたカメラと、その両脇にあるLEDでユーザーの視線の動きを認識する仕組みだ。これが仮に小さいディスプレーだと機械的にも読み取りが難しく、ユーザー的にも画面のここを見る、というのが定めづらくなる。やはり大型ディスプレー搭載機でないと使いづらい機能なのだろう。
利用するには「Sencse YOU Technology設定」を起動して、視線アシスト機能を有効にする必要がある。正面向きの顔がはっきり認識できることが必要であるため、暗い部屋での利用などには対応していない。初期設定ではカメラに顔を認識させるとともに、ユーザーも視線認識をしてもらえる距離感を覚えるイメージだ。設定自体は非常に簡単で、顔認識ができた後は画面上に表示されるマークを目で追って見るだけで完了する。
画面の一部の拡大、Windows 8のチャーム表示、Internet Explorerや地図のスクロールを視線で行なうことができる。特に日常便利そうなのがInternet Explorerのスクロールだ。ニュースサイトやまとめサイトなど縦長なものを表示して読み進む時、通常ならばマウスやタッチでまめにスクロールしなければならないが、これを視線操作できると両手が空く。食事しながら使ったりできそうだ。
実際に使ってみると、想像以上にきちんと認識された。チャームの呼び出しも視線で呼び出しておけば大きなボタンを操作するだけになり、タッチで少し離れた状態でも利用しやすい。使い慣れれればさらに便利になるだろう。
(次ページ、「4つのベンチマークで計測」に続く)
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