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100年後の姿から逆算するホームページ制作サービスを開始

2014年05月28日 15時50分更新

記事提供:ITソーシャルニュース

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Webサイト制作会社の株式会社クレフ(大阪市、森田大輔社長)は、企業の経営理念や100年後の“ありたい姿”から逆算してホームページを制作するサービス「AiD」(active imagination design)を、6月2日より本格的に開始する。

AiDでは、経営者や従業員が集まるミーティングで、「商品が売れるほど、売る人の人間性が高まるか」「商品が売れるほど社会がよくなるか」といった問いかけをすることで、従業員自身に会社の将来の姿を考えてもらい、ビジョン、ミッション、強みを明文化していく。こうしたプロセスを経ることで、会社の考え方が伝わるWebサイトが構築できる上、「未来の社会に必要とされる企業の価値」が導き出されるという。ホームページの「完成」ではなく、「作成までのステップ」を重視しているというわけだ。ホームページ制作後は、相乗効果が生まれる企業間のコラボを促進するなど、“ありたい姿”に近づけていくサポートを行う。状況にあわせて、SEOやリスティング広告、ソーシャルメディアを活用し、販売促進を行う。

企業の業績にとって、経営理念は重要だというデータが出ている。約5000社を調査した産業能率大学の宮田矢八郎教授の研究によると、経営理念のある企業の平均経常利益額は4900万円、経営理念のない企業は2900万円と、会社の業績に大きな差が出ている。

同社では、創業当初はホームページの見栄えを重視し、その後はアクセス数の稼げるホームページを目指したが、販売につながらないケースが少なくなかったという。経営理念やビジョンと一貫したホームページが、企業の業績向上につながる事例が増えていることから、ありたい未来から逆算してつくるホームページ制作ノウハウを体系化して、広くサービスを提供する。

(取材・記事:高野朋美)



ホームページ作成ミーティング。社員も参加して経営理念やビジョンを明文化する。

(企業ホームページ)
http://www.clefgroup.com/

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