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コンパクトなタワー型サーバーの新機種も追加

日本IBM、X6アーキテクチャー採用のブレードサーバー

2014年05月23日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 5月22日、日本IBMはIBM初の8ソケットまで拡張可能なx86ブレードサーバー、「IBM Flex System X6」を発表した。最大8ソケットの「IBM Flex System x880 X6」、最大4ソケットの「IBM Flex System x480 X6」、2ソケットの「IBM Flex System x280 X6」の3種類のコンピュートノードが用意される。

 IBMの新世代のx86サーバー技術である「X6アーキテクチャー」を採用。FlexNode機能によりコンピュートノードを追加していくことで、段階的にスケールアップが可能。さらに、FlexNodeパーティション機能により、システムを物理的に変えることなく、4ソケットあるいは2ソケット構成の独立したシステムに再構成できる。

 新モデルでは、従来機種に比べ、性能を4倍に向上したほか、事前障害予知機能とポリシーに基づく自動回復機能によってシステムの自己回復力を向上し、運用管理のコストと複雑さを低減する。

 X6アーキテクチャーと最新CPUを搭載するブレードサーバーを活用することで、ERPなどの基幹アプリケーションを同一のシステム内で稼働させながら、そのデータを活かしたリアルタイムなアナリティクスやインメモリーDBによる高速処理を行なえるといった高負荷なワークロードを管理運用コストを削減しながら実現することができる。

 IBM Flex System X6は、2014年6月13日より順次出荷開始予定。最小構成価格は160万円(税別)から。

 また、中小企業や分散環境向けに高い信頼性と性能を提供するコンパクトなタワー型サーバー「IBM System x3100 M5」も発表された。最新のIntel Xeon E3-1200v3製品ファミリーを搭載。優れた処理能力を備えるほか、ダウンタイムを最小化する冗長ハードディスクや冗長電源ユニット対応モデルも展開する。出荷開始日は2014年6月18日で、最小構成価格は9万2000円 (税別)から。

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