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2014年度の注力領域は、MSP(Mobile Solution Platform)事業

日本通信、月額課金SIM事業の売り上げが前年比74.3%増に

2014年05月09日 15時30分更新

文● 大河原克行

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プリペイドSIMも、過去最高の年間20万契約突破

 また、プリペイドSIMは、2014年3月末で20万9906契約となり、前年3月の19万2765契約から増加した。年間20万契約を突破したのは初めてで、過去最高となる。第2四半期以降、四半期ごとの新規販売数が5万件を突破。期間満了率は第4四半期実績で22.8%となった。平均月額販売単価は第4四半期実績で2944円。だが、「旅行者向けや、企業での短期プロジェクトでの利用などの少額契約が多いため、売上高は減少傾向にある」(福田副社長)という。

プリペイドSIMは、2014年3月末で20万9906契約となり、前年3月の19万2765契約から増加

新規販売数が5万件を突破。期間満了率は第4四半期実績で22.8%となった

平均月額販売単価は第4四半期実績で2944円

2014年度は、飛躍に向けた準備を進めていく

 一方、2014年度の連結業績見通しは、売上高は前年比33.5%増の62億3000万円、営業利益は70.1%増の12億3000万円、経常利益は69.3%増の12億円、当期純利益は28.3%増の11億3000万円とした。

2014年度の連結業績見通し

 日本通信の三田聖二社長は、「新たな事業を含めていない固い数字である。今後も、50%の総利益を確保し、決して安売りをすることはしない」と述べた。また、福田副社長は、「いろいろな角度から見ても、充分達成は可能な数字。次の飛躍に向けた準備を進めていく年になる」と前置きし、「仮に、月額課金SIM事業以外の売上高を今期と同じ水準である22億8500万円と仮定した場合、月額課金SIM事業で65.6%増で達成が可能になる。前年度が74.3%増、前々年度が67.7%増であったことを考えても達成できる」と強調した。

日本通信 代表取締役社長の三田聖二氏

 なお、第1四半期にはイオン向けに提供した低価格スマートフォンの売上高として2億7000万円が計上されることも明らかにした。

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