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アキバで恥をかかないための最新パーツ事情2014 第2回

知ったかできる自作パーツ基礎知識【マザーボード編】

2014年04月30日 12時00分更新

文● 山県

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 久々に自作PCに挑戦しようとする人のための応援企画として毎年お届している「アキバで恥をかかないための最新パーツ事情」。今回も、2013年から2014年にかけて登場した新製品をあらためておさらいしたい。

 GWにパーツショップを訪れても戸惑くことなく買い物を楽しむために、ここはひとつしっかりと勉強をしてからPCの自作に臨みたい。それではさっそく、2013年~2014年にかけてのPCパーツのトレンドを一気に振り返っていこう。

 第2回目は「マザーボード編」。ケースサイズや将来に向けての拡張性も左右する重要パーツだ。

2013年から2014年の最新マザーボード事情
~インテル編~

いまだ現役最強のプラットフォームは
LGA 2011で決まり

 Haswell発売後も、引き続きインテルプラットフォームではフラグシップとされるLGA 2011対応マザーボード。さすがに新製品の発売ペースはガクッと落ちているが、それでも現状インテル系では最上位に位置するのは間違いない。

Sandy Bridge時代から変わらず使用する、Intel X79 Expressチップセットのブロックダイヤクラム

 4コアではなく6コアがいい、メモリーをとにかく多く積みたい(最大8枚まで搭載可能)などといったこだわりのユーザーに向けたエクストリームなプラットフォームとなっている。

eVGA製の79搭載LGA 2011対応マザーボード「EVGA X79 Dark」。12フェーズ電源回路や12層基板を採用し、高耐久コンデンサー「POSCAP」を採用するE-ATXサイズのモデル。2013年8月発売

Ivy Bridge-Eに最適化したというASUS「RAMPAGE IV BLACK EDITION」。E-ATXの「R.O.G.」シリーズフラグシップモデルで、2.6インチの液晶ディスプレーとコントロールボタンを備えるオーバークロック専用コントローラー「OC Panel」を標準装備する。2013年11月発売

 なお、年内には開発コードネーム“Haswell-E”と呼ばれる新CPUも控えている。慌てず騒がず、こちらの登場を待つというのもひとつの選択だ。

“Haswell-E”こと次世代のCore i7 Extreme Editionは、インテル製デスクトップPC向けCPUとしては初の8コアCPUになり、DDR4メモリーをサポートする。2014年後半に発売予定

只今値下がり中!? Haswell対応の
LGA 1150マザーは今が狙い目

 メインストリーム向けのHaswellに対応するデスクトップ向けチップセットは、Z87/H87/B85/H81などが用意されている。それらを採用するLGA 1150対応マザーボードは実に多彩だ。

Intel Z87 Expressチップセットのブロックダイヤクラム

 ところが、昨年6月から続いた新製品もようやく落ち着いてきたと思っていた矢先、今度はHaswell Refresh対応製品が控えているという。Haswell Refresh対応のマザーといっても、ソケットはLGA 1150で従来のHaswellも利用可能なため、実はそれほど慌てる問題でもない。ただ自作派ユーザーとしては、やはり新製品が出るというのは気になるところだ。

チップセットの違いを分り易く解説した表。オーバークロックが不要ならH87で十分。筆者のオススメはB85。搭載製品には安くてできのいいモデルが多いのだ

 鋭いユーザーのみなさんならお気付きかもしれないが、すでにアキバのパーツショップでは現行モデルの在庫整理セールと思われる値引き販売も一部で行われている。一年前なら高くて手が届かなかったハイエンドモデルも、場合によっては驚くような価格で手に入れることが可能だ。

 それらを狙い撃ちで購入し、CPUはHaswell Refreshを買うというのもオススメの選択だろう。以下では、発売済みの注目モデルをピックアップしてみた。

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